鹿島アントラーズが地域に根ざしたグリーンエネルギーを導入
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは、7月1日よりメルカリスタジアムなどの関連施設でグリーンエネルギーの供給を始めました。この取り組みは、クラブパートナーであるTGオクトパスエナジー株式会社との協力のもと成し遂げられました。
クラブ関連施設でのグリーンエネルギー活用
今回のプロジェクトでは、茨城県内に位置する太陽光発電所を利用し、再生可能エネルギーが供給されます。これにより、メルカリスタジアム、クラブハウス、アカデミーハウス、つくばアカデミーセンター、雄飛寮の5つの施設にエネルギーが届きます。地域で生み出されたエネルギーで、地元プロサッカークラブを支えることを目指しています。
本取り組みは、オフィシャルパートナーである常陽銀行の子会社、常陽グリーンエナジー株式会社が開発した太陽光発電所を基盤にしています。これにより、地域の資源を活かした持続可能な「地産地消エネルギーモデル」の実現が期待されます。
地域と連携した持続可能な未来の創造
オクトパスエナジーは、欧州を中心にグリーンエネルギーの普及に貢献してきた企業です。2025年2月に鹿島アントラーズとパートナー契約を結び、持続可能なエネルギー利用の促進に取り組んでいます。このような連携によって、「地域に責任を持つクラブ」という理念が実現され、環境への配慮がクラブ運営の重要な要素となっています。
また、常陽銀行は地域に根ざした金融ネットワークを展開し、茨城県を中心に太陽光発電プロジェクトを進めることで、本取り組みをしっかりと支えています。
サポーターの家庭でも利用可能な特別電力プラン
さらに、グリーンエネルギー導入にあわせて、鹿島アントラーズのサポーター向けに特別電力プラン「しかたこオクトパス」を開始しました。このプランは、サポーターが自宅でも再生可能エネルギーを利用できる機会を提供します。
「しかたこオクトパス」特設ページはこちら
このような取り組みを通じて、鹿島アントラーズは、地域やファンと共に茨城から持続可能な未来を創造していくことを目指しています。また、Jリーグ全体で推進されているサステナビリティの観点でも、地域主導のモデルケースとして継続的に発展していく意向です。
代表取締役社長のコメント
鹿島アントラーズの代表取締役社長である小泉文明は、気候変動への危機感を強調しました。スポーツの現場でも影響が大きくなっている中、安全性や持続可能性を担保することが重要です。今回の取り組みは、地域と協力しながら“地産地消型”のエネルギーモデルを構築する試みです。
「茨城という地域特性を活かし、テクノロジーを取り入れることで、地域やサポーターとの持続可能な関係を築いていきたい」と述べ、今後が楽しみです。
鹿島アントラーズのお知らせは、地域活性化に貢献するだけでなく、ファンや地域住民にとっても未来を見据えた一歩となるでしょう。