KizunaAIが新たに挑むバレエの世界
バーチャルYouTuberの先駆者であり、現代アーティストとして活動するKizunaAIが、新たな挑戦を発表しました。これまでゲーム実況やトークを中心に多くのファンを抱える彼女が、なんとバレエの金字塔である『白鳥の湖』に挑戦します。この作品は、Immersive film『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』として、2023年5月13日からフランスで開催されるカンヌ国際映画祭に出展されることが決定しました。
日本初上陸が待ちきれない
KizunaAIがバレエ作品に携わること自体、注目されるポイントですが、この作品はただのバレエにとどまりません。空中映像装置やハプティクスデバイスを活用した新たな没入感が体験できるイマーシブディスプレイとして特設劇場版を展開し、一般劇場版やVR、AR版でも楽しむことができるマルチフォーマットでリリースされます。これにより、観客はKizunaAIと共に、バレエの世界を五感で体感できる未来が間近に迫っています。
KizunaAIのキャリアと成長の軌跡
KizunaAIは、2016年に誕生して以来、300万人以上の登録者を持つYouTubeチャンネル「A.I.Channel」でその存在を知らしめました。彼女の魅力は、可愛らしいデザインやキャラクター性、そしてAIとしての独自の視点にあります。その影響力は国内外に広がり、ポップカルチャーの風景をも変えるほどの存在に成長しました。2022年には無期限の活動休止を迎えましたが、3年間のスリープを経て2025年2月26日にアーティスト名義を改めた「KizunaAI」として活動再開。新たな表現を模索する彼女は、インディー・バンドサウンドやJ-POPのエッセンスを取り入れ、より深い音楽的探求をしています。
バレエ『白鳥の湖』の魅力
『白鳥の湖』は、クラシック・バレエの中でも非常に人気の高い作品で、王子ジークフリートとオデット姫の悲恋を描いています。この物語は、悪魔ロットバルトの呪いによって白鳥に変えられたオデット姫の切ない物語と、彼女を愛する王子の思いが交錯する感動的な内容が魅力です。KizunaAIがこの作品にどのように関わり、どのように新しい解釈を加えるのか、非常に期待が高まっています。
今後の公開予定
『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』は、カンヌ映画祭でのワールドプレミアを経て、冬に日本での公開が予定されています。この新しいイマーシブ体験によって、観客はただ舞台を観るだけでなく、作品の世界に自分を置き換え、感情を共有することができるでしょう。KizunaAIの新たな挑戦にご期待ください!
今後も彼女の動向から目が離せません。