「スシロー」成長を牽引した水留氏がI-ne取締役就任予定

株式会社I-neの新取締役に水留浩一氏が内定

マスコミが注目する中、株式会社I-neが2025年9月26日に開催予定の臨時株主総会において、水留浩一氏を取締役に就任させることが内定した。この人事は、2025年5月26日開催の取締役会で決議されたもので、I-neの今後の成長における大きな転換点となることが期待されている。

水留浩一氏のプロフィールと経歴

水留浩一氏は、1968年1月26日生まれ。1991年に電通に入社し、以後約15年にわたり、広告業界でのキャリアを積んできた。その後、アンダーセンコンサルティング（現アクセンチュア株式会社）やローランド・ベルガーでの職務を経て、企業再生のプロフェッショナルとして名を馳せる。2010年以降は日本航空で副社長を歴任し、厳しい環境下での経営に貢献した。

2015年からはあきんどスシローの社長として、同社の成長戦略を主導。特に海外への出店を加速し、コロナ禍や消費者の反発に直面しながらも、業績の立て直しを成功させた。これらの経験が、I-neにおける彼の役割をさらに強固なものにするだろう。

I-neの期待

I-neは、大阪に本社を構える企業で、BOTANISTやSALONIAといった人気ブランドを展開している。水留氏が持つ豊富な経験とスキルセットは、既存事業の成長を促進するだけでなく、海外市場への進出を多面的に支援するものとなる。在籍中のアダストリアやFOOD＆LIFE COMPANIESでの経験も、I-neの経営戦略において大きなプラスとなると考えられている。

成功のための戦略

水留氏がI-neに加わることは、同社の中期経営計画達成に向けた重要な一歩と受け止められています。彼の豊富な経営経験により、I-neは不確実性の高い市場環境においても競争力を維持するための戦略的なアドバンテージを確保できるでしょう。I-neの社長である大西洋平氏も、彼を取締役に迎えることは「未来の成長に不可欠」と強調しています。