新たな時代を切り開く共同開発
2024年の新たな幕開けとなる中、電子計測機器の製造を行う株式会社小野測器と、東洋電機製造株式会社が協業を始め、回転機械に特化した設備監視ソリューションの共同開発に乗り出しました。この連携は、両社が持つ技術を結集し、業界に革新をもたらすことを目指しています。
背景にある技術の融合
小野測器は「はかる・わかる・つながる」という理念のもと、新たなセンシング領域の開発に取り組んでいます。同社が保有する回転機械に関するセンシングや分析技術と、東洋電機製造が持つICTソリューション技術の組み合わせにより、より高精度で低通信量の設備監視ソリューションを提供しようとしています。これにより、顧客への付加価値を高めることを狙っています。
共同開発の具体的なアプローチ
1.
圧縮センシング技術の活用
小野測器は、圧縮センシング技術を用いて、少数のデータから複雑な情報を抽出する能力を持っています。この技術にAIを組み合わせることで、より付加価値の高いデバイスの開発を計画しています。特許も取得しており、その技術を確実に市場に投入する見込みです。
2.
エッジコンピューティングの導入
東洋電機製造は、エッジコンピューティングを利用したシステムの開発に取り組んでいます。堅牢なデバイスを設計することで、同社のセンシング技術がより効率的に動作できるようにする構想です。また、WEBシステムやサーバーを構築し、データの可視化を図ることで、ユーザーにとって使いやすいシステム作りを目指しています。
両社の歴史と信頼性
東洋電機製造株式会社は、1918年の設立以来、鉄道車両用電機品の国産化を目指してきました。長年にわたって培ったモータ駆動技術を基盤に、多様な電機製品を提供してきた実績があります。「技術の東洋」としての名にふさわしい高品質な製品作りを行っています。
小野測器は、1954年に創業し、電子計測機器を通じて様々な分野に貢献してきました。特に、自動車業界での計測技術の歴史を持ち、HondaのF1レース活動にも貢献している信頼のおける企業です。近年では、カーボンニュートラル社会を目指した電動車両の開発にも取り込むなど、進化を続けています。
まとめ
この両社の協業は、今後の業界における設備監視技術の進化を期待させるものです。新たなテクノロジーの融合によって、より効果的で効率的なソリューションが誕生することでしょう。これにより、顧客のニーズに応えるだけでなく、産業全体としての競争力向上にも寄与すると考えられます。今後の動向に注目が集まります。