アトムの新拠点開設
2026-08-26 14:48:32

国産ヒューマノイドAIロボットの未来を切り開く新拠点「アトム フィジカルAIファウンドリ」

新たな開発拠点「アトム フィジカルAIファウンドリ」とは



株式会社アトムは、国産のヒューマノイドAIロボット開発の中心となる新たな施設「アトム フィジカルAIファウンドリ」を東京・豊洲に開設しました。この拠点は、フィジカルAIの学習データを製造し、効率的にロボットを進化させることを目的としています。約1,700㎡の開発空間には、今後200台のロボットが稼働し、目標として30万時間分の学習データを蓄積します。

アトムのヒューマノイドAIロボットは、五本指・双腕・二足歩行の機能を搭載しており、これらのロボットは主に製造や物流の現場での人手不足を解消するために設計されています。しかし、世界中で広まっているデータ収集は二本爪のグリッパーを中心としたものが多く、指先での微細な作業データの収集は十分ではありません。このため、「アトム フィジカルAIファウンドリ」では、実際の作業データを集めることで、よりリッチな学習のための基礎データを創出します。

フィジカルAIデータの生成と開発の仕組み



開設された拠点では、実際の作業を模擬する環境で、ヒューマノイドロボットを用いたデータ収集が行われます。それにより、実戦投入に欠かせないAI基盤モデルの開発を加速。具体的には視覚や触覚、力覚の様々なデータを生み出し、これをAIモデルの学習と機体改良に活用します。これは、ロボットの性能を向上させるためには不可欠なサイクルです。

「アトム フィジカルAIファウンドリ」という名称には、自社専用の運用ではなく、日本のAIロボット産業全体の推進に寄与したいという意図が込められています。このため、施設の一部は外部に開放され、他企業との連携やデータ共有が実施されることにより、フィジカルAIに関する技術の進化を目指すのです。

データ収集連携パートナーへの期待



また、アトムは「データ収集連携パートナー」の募集も開始しました。様々な企業と協力し、現場から得られるリアルな作業データを共有することで、実際の生産現場でしか得られない特有のデータをもまとめて蓄積。これにより、AIとロボットのさらなる進化が期待されます。

株式会社アトムの代表取締役社長、青木俊介氏は、ヒューマノイドロボットの実用化には、AIとハードウェアの両方の磨き上げが求められると強調。データの持続的供給を通じて、国産ヒューマノイドAIロボットを世界に通用するレベルに引き上げるため努力していく意向を示しました。さらに、日本の新たな基幹産業を確立すべく、挑戦を続けると語っています。

開設された拠点の概要



  • - 名称: アトム フィジカルAIファウンドリ
  • - 所在地: 東京都江東区豊洲6-4-34メブクス豊洲
  • - 開設: 2026年8月
  • - 面積: 約1,700㎡
  • - 稼働台数: 2027年末に常時200台
  • - 機能: フィジカルAI学習データの収集・生成、AIモデルの学習・評価、実機検証、機体改良
  • - データ生産目標: 累計30万時間

アトムが引き続き進めるロボティクスの革新。今後は、その成果がどのように産業界に影響を与えるのか、注目が集まります。


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