EV技術革新
2026-03-30 12:23:08

新たなEV技術革新へ、JFEとテクニカルサポートが提携

新たなEV技術革新へ、JFEとテクニカルサポートが提携



企業の技術革新が求められる現代、自動車業界においてもその波は確実に押し寄せています。特に電気自動車(EV)の普及により、駆動ユニットの性能向上は急務となっており、その中でもJFEテクノリサーチ(以下、JFE)と株式会社テクニカルサポート(以下、テクニカルサポート)が共に提供を始めた新たな評価ソリューションが注目を集めています。このソリューションは、EV駆動ユニットを支えるモーターの高回転化に対応し、実用的な価値をもたらすものです。

技術背景とニーズの高まり



近年、自動車の技術革新が日々進む中、市場で求められる性能はますます厳しくなっています。特にe-Axleと呼ばれる電動駆動ユニットにおいては、モーター、インバータ、減速ギヤが一体化され、その高効率化と小型化が急速に求められるようになりました。この背景には、環境規制の厳格化や消費者のニーズの変化があります。そして、モーターの出力がトルクと回転数の積から成ることは広く認知されており、軽量化を図るためにはモーターの回転数を上げることが鍵となります。

ただ、高回転化には発熱、振動、絶縁、強度の課題が立ちはだかります。そのため、ギヤの冷却および潤滑の最適化は無視できないテーマとなっています。そんな課題に対し、JFEおよびテクニカルサポートが共同開発したこの新しい評価ソリューションが、まさにその解決策となり得るのです。

新評価ソリューションの特長



このソリューションの最大の特長は、テクニカルサポートが独自に持つ高速ダイナモ試験技術と、JFEが開発した高速度カメラを利用した特殊計測技術の融合にあります。具体的には、最高24,000rpmの高回転環境下で、ギヤに供給される冷却・潤滑油の挙動を高速撮影し、流体解析と組み合わせて評価するという新しい手法です。これにより、冷却油がギヤにどのように付着し、飛散するかを詳細に観察できるため、メカニズムの可視化が実現されます。

特に、試験に使用されるオイルはATF(自動車用伝達媒体)であり、液滴径や供給量を調整することで、様々な実験条件を模索することが可能です。この技術は、EV市場において確実に求められる性能向上に寄与することが期待されています。

これからの期待と展望



新たなソリューションを通じて、自動車メーカーや部品メーカーでは新規冷却潤滑機構の開発や、冷却油の到達性と付着性の評価が可能になると考えられています。そして、従来の設計の最適化や高効率化が促進され、EV駆動ユニットの信頼性が向上することが期待されています。さらに、JFEは今回の技術に加え、モーターの振動解析や高電圧化に伴う軸電圧計測、電食加速試験など、様々な技術支援をも提供し、トータルなサポート体制を整えていく方針です。

今後は、異なる冷却手法や対象の拡大に取り組むことで、EV駆動ユニットのさらなる高効率化と高信頼性を追求し、評価とサービスのさらなる充実を目指していきます。

お問い合わせ



詳細については、JFEテクノリサーチの公式サイトをご覧ください。また、テクニカルサポートの試験装置や製造設備についても、こちらをご参照ください。


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