鬼灯町劇の魅力
2025-05-30 10:45:33

戦後80年の歴史を舞台に再演される『鬼灯町鬼灯通り三丁目』の魅力に迫る

戦後の人々の生き様を描く舞台『鬼灯町鬼灯通り三丁目』



2025年8月29日から9月4日まで、東京都の赤坂レッドシアターにて舞台『鬼灯町鬼灯通り三丁目』が上演されます。この作品は、2008年に初演され、以降も多くの観客に支持されてきた名作です。しかし、今回の上演は特別です。戦後80年の節目にあたるこの夏、キャストを一新し、15年ぶりに登場します。

舞台について


この舞台は、戦後間もない1946年の博多を背景に、引き揚げ者が溢れる街で起こる出来事を描いた群像劇です。物語は、復員してきた松尾大吉が妻・弥生の元へ帰るところから始まります。大吉は、残された妻たちと共に、新たな共同生活を始めることとなりますが、そこで彼らは思いもよらぬ真実に直面します。

本作の作・演出は、劇団桟敷童子の東憲司氏が手掛けています。氏は自身のルーツである炭鉱町や山間の集落を舞台とした作品を多く創作し、その背後には社会への鋭い視点と普遍的なテーマが表現されています。この作品も、人間の心の葛藤に焦点を当て、シンプルでありながら深いメッセージを届けます。

登場人物の葛藤


大吉の帰還を喜ぶ弥生。しかし、彼女には大吉が死んだものと誤解していた過去があり、すでに葬式まで済ませているとのこと。さらに、弥生が本当に心待ちにしていたのは大吉ではなく、彼の友人である裕介子供でした。このような複雑な人間関係が絡み合う中で、彼らは共同生活を通じてそれぞれの思いや愛情に気づいていく様子が描かれます。

舞台の特徴


本作の最大の見どころは、その深い人間ドラマです。笑いと涙が交錯するこの作品は、ただの悲喜劇に留まらず、観客に深い感動を与えるものとなります。特に今回の演出では、大きな仕掛けを封印し、登場人物それぞれの心の葛藤や成長に力点が置かれています。これにより、よりリアルで、なおかつ観客の心に響く作品となることが期待されます。

公演の詳細


『鬼灯町鬼灯通り三丁目』は、以下の日程で上演されます。
  • - 8月29日(金)19:00
  • - 8月30日(土)14:00
  • - 8月31日(日)14:00
  • - 9月1日(月)19:00(アフタートークあり)
  • - 9月2日(火)14:00
  • - 9月3日(水)14:00
  • - 9月4日(木)14:00(開場は開演の45分前)

チケット料金は、全席指定で一般6,000円です。チケットは「カンフェティ」で購入可能で、特典や購入の流れも記載されています。

詳しくは公式ホームページをご覧ください: トム・プロジェクト

この夏、是非『鬼灯町鬼灯通り三丁目』を観劇して、感動と共感を体験してください。多くの人々に愛される名作が、今再びあなたの前に現れます。


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