姉妹の絆を描く映画
2025-05-02 11:40:16

映画『九月と七月の姉妹』が描く姉妹の複雑な絆、9月に公開決定

映画『九月と七月の姉妹』が描く不思議な姉妹の物語



現在、映画『九月と七月の姉妹』が注目を集めています。この映画は、姉妹の複雑な絆と愛憎を描いた作品で、2025年9月5日に渋谷ホワイトシネクイントやヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテを含む全国の映画館で公開されることが決まりました。この映画は第77回カンヌ国際映画祭2024「ある視点」部門に正式出品されるなど、期待が高まっています。

映画の背景とテーマ


本作は、イギリスの作家デイジー・ジョンソンによる同名小説を原作とした作品です。ジョンソンは2018年に長編デビュー作「Everything Under」でマン・ブッカー賞候補となるなど、若手作家としての名声を確立しています。今回、映画化された『九月と七月の姉妹』は彼女の第二作目です。

映画は、強い個性を持つ姉・セプテンバーと内気な妹・ジュライの物語です。彼女たちは、たった10か月の差で生まれた一心同体の姉妹です。物語の冒頭では、セプテンバーが「どっちが死ぬか選べるとしたら、私のかわりに死んでくれる?」とジュライに尋ねるシーンから始まります。このシーンは、彼女たちの異様な支配関係を象徴しています。

監督とキャスト


本作の監督は、新鋭アリアン・ラベドです。彼女は、映画監督としてだけでなく、俳優としても活動しており、ヨルゴス・ランティモスのパートナーとしても知られています。監督としてのデビュー作は短編映画『Olla』で、世界各国の映画祭で高評価を受けました。

キャストにはミア・サリア、パスカル・カン、ラキー・タクラーが名を連ねており、物語の複雑な感情を繊細に表現することでしょう。

ジュライの心の変化


物語は、シングルマザーのシーラに伴われ、アイルランドの海辺の家「セトルハウス」に引っ越す姉妹の姿を描きます。新しい環境での生活が始まると、ジュライはセプテンバーとの関係が変わりつつあることに気づきます。「セプテンバーはゲームをする」との言葉が示すように、彼女たちの日常は無邪気さの裏に潜む恐怖感を増していきます。

ティザーポスターとアートワーク


また、映画のティザーポスターは画家・榎本マリコが手掛けています。彼女のデザインは、一見可愛らしい姉妹を描く一方で、底知れぬ不安を感じさせるものになっています。榎本氏は、この絵を通じて、閉鎖的な環境にいる姉妹の関係を表現したと述べています。

まとめ


映画『九月と七月の姉妹』は、姉妹のいびつな絆を描いた作品であり、普遍的なテーマを取り扱っています。アリアン・ラベド監督の斬新な視点がどのように映像化されるのか、期待が高まる一作となっています。

映画の公式情報は、公式HPやSNSで確認が可能です。


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