ジェイテクト近藤社長が語る2025年へのビジョンと挑戦
明けましておめでとうございます。本年度も皆様とそのご家族が健康で素晴らしい年を迎えられることを心よりお祈り申し上げます。2024年を振り返ると、あっという間の1年間でした。特に、トヨタ自動車からジェイテクトの顧問に就任した時から、経営者としての責任と期待が交錯する日々が始まりました。
社長に就任したのは6月で、その後は社内外の様々な方々と議論を重ねながら、第二期の中期経営計画を策定していきました。その中で、ジェイテクトが有する強み、すなわち「コンピタンス」をどのように事業の枠を越えて活かしていくかを考えることが重要であるとの結論に至りました。私たちはこのコンピタンスを活かし、未来の姿として「JTEKT Group 2030 Vision」を掲げています。これは「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を目指すものです。
このビジョンに基づき、すでに新たなソリューションの提案を始めています。特に「ソリューション共創センター」(略してソリセン)の開設は、目指すビジョン達成のためには欠かせない存在です。ソリセンでは、社会やお客様の様々な課題を解決するため、社内外のコンピタンスを結びつけていきます。この「for All のための by All」という考え方が、私たちの原動力となっています。
今後、ソリセンを有効に活用して、多くの課題に挑むことで新たな成長を目指しております。また、ソリセンは自身も成長していくことが期待されています。第三期中期経営計画では、ソリセンとソリューションビジネスが新たな事業の柱となることを目指しています。
2025年に向けては、過去の課題がまだ解決されていないことを認識しつつ、社会に貢献しながら成長するための十分な余地もあります。土台をしっかりと固め、全社員が数多くの挑戦を行い、新しいソリューションを創出することを目指す年にしたいと思います。
「Joint Technology」として、これまでも「技術をつなぎ、世の中を笑顔」にすることを追求してきました。今後さらに、ソリューションビジネスを加速させることで、2030年には「モビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」となれると信じています。
そのためには「Yes for All, by All」の合言葉のもと、全社一丸となり、仕入先や代理店の皆様と共に2025年も頑張っていきたいと考えています。
株式会社ジェイテクト
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