ノスタルジック2デイズで70スープラの復活に迫る先行展示

クラシックカーのファンにとっての夢の祭典、「ノスタルジック2デイズ2025」が2025年2月22日と23日にパシフィコ横浜で開催されます。このイベントにおいて、特別な展示が行われることが決まりました。それは、「70スープラレストアプロジェクト」のコンセプト車両である70スープラの完成前特別展示です。このプロジェクトは、トヨタ自動車の「GRヘリテージパーツ」を用いており、非常に注目を集めています。

70スープラレストアプロジェクトとは？

「70スープラレストアプロジェクト」は、「Vintage Club by KINTO」にて2022年から運用されていた70スープラを、GR Garage 富山新庄でレストアする取り組みです。このプロジェクトは、「愛車を長く大切に乗りたい」「匠の技で愛車を蘇らせたい」「お客様の笑顔のために」という想いが一つになり、TOYOTA GAZOO Racing、Vintage Club by KINTO、ネッツトヨタ富山GR Garage富山新庄の三社によって立ち上げられました。

現在、ネッツトヨタ富山GR Garage富山新庄でレストア作業が進められているこの70スープラは、2024年秋に搬入され、このレストア作業に必要なパーツは、既に廃番になったトヨタの補給パーツを復刻した「GRヘリテージパーツプロジェクト」から供給されています。この33年の時を経た1992年式の70スープラは、ボディや配線、外装部品、足回りなどに劣化が見られ、エンジニアによる高度な技術が求められます。完成は2025年3月を予定しており、その前段階としてノスタルジック2デイズでの展示が行われます。

イベント詳細

イベントの『Nostalgic 2days（ノスタルジックツーデイズ）』は、以下の概要で開催されます：

- 開催日：2025年2月22日（土）、23日（日）
- 時間：10:00～17:00（最終入場は16:30）
- 会場：パシフィコ横浜展示ホール:B～D
- URL：ノスタルジック2デイズ公式サイト

ネッツトヨタ富山のレストア事業の歴史

ネッツトヨタ富山のレストア事業は、2008年に創業40周年の取り組みとして始まりました。その際にエンジニアたちが1968年式のパブリカをレストアしました。それ以降、トヨタの名車であるトヨタスポーツ800やチェイサー、スプリンタートレノなど、実に20台以上の車両を復元してきました。そして、2020年には、テュフラインランドジャパンからのクラシックガレージ認証を取得するなど、国内外で評価されています。

KINTOの「Vintage Club」の役割

「Vintage Club by KINTO」は、旧車の魅力を再発見し、楽しむコミュニティを提供するビジョンを掲げています。ただ単にクルマを所有するのではなく、その背景にある文化や歴史を共有し、好きな人同士が楽しめる場を設けることを目指しています。このプロジェクトは、旧車の楽しさを多くの人に広めるための取り組みでもあります。