5月4日から放送！和食の深淵に迫るドキュメンタリー番組

和食の本質を探るドキュメンタリー「和食のこころえ」

2023年5月4日（日）、CSヒストリーチャンネルにて日本初放送される「和食のこころえ〜日本の心と美学」。この番組は、ただの料理紹介にとどまらず、日本人の精神や生活に根付く和食文化の深遠な世界を探るものです。和食は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、その背景には多様な風景と豊かな歴史が存在しています。

和食が育んだ美学と文化

和食の魅力は、何より自然との調和にあります。「季節を慈しむ心」や「素材を最大限に生かす技術」など、数え上げたらきりがありません。古来より日本人は、四季折々の自然美を大切にし、それを食文化に落とし込んできました。この番組では、そんな和食の本質を掘り下げ、歴史的背景や地域ごとの違いを映し出す構成になっています。

著名な料理人たちが語る和食の魅力

番組には、食文化史家の原田信男氏や、日本の懐石料理を継承する小室光博氏、フランス大使館の料理長セバスチャン・マルタン氏など、著名な面々が出演します。特に、東京・神楽坂にある「懐石小室」や、石川県の和菓子屋「森八」、和歌山県の「堀河屋野村」といった名店に密着し、彼らの情熱や哲学をほとばしらせます。

精進料理や郷土料理の奥深さ

奈良時代から受け継がれてきた精進料理や、茶の湯と共に発展してきた懐石料理、また、独特の発酵技術から生まれる味噌や醤油、さらには郷土料理として名高いきりたんぽ鍋やいぶりがっこのような地域特有の料理が、どのように地域の気候や風土に影響されているのか、有名な料理人たちが語ります。

和食を彩る器と道具へのこだわり

和食は、その美しい器や包丁、盛り付けの美意識にも深い意味があります。この番組では、それらがもたらす和食の美を探ることにも重点を置いています。また、日本人が古くから大切にしてきた「おもてなし」の精神をも感じ取ることができる内容になっています。

まとめ

知られざる和食の魅力に迫る本ドキュメンタリーは、日本人のみならず、世界中の食文化を愛する人々にとっても価値のある映像体験になることでしょう。放送日は5月4日（日）16:00から始まり、こちらの番組は気軽にスカパー！やJ:COMのほか、様々な動画配信サービスでも観覧が可能です。ぜひこの機会に、日本の心と美学が融合した和食の深淵に触れてみてはいかがでしょうか。

【放送スケジュール】

- 5月4日（日）16:00～
- 5月28日（水）8:00～ / 19:00～（再放送）

番組公式サイト: ヒストリーチャンネル