万博でのアンゴラ文化
2025-08-01 15:50:22

アンゴラ共和国の魅力、万博での文化交流の一日

アンゴラ共和国の魅力、万博での文化交流の一日



2025年7月29日、アンゴラ共和国は大阪・関西万博において、鮮やかな文化の魅力を伝えるナショナルデーを迎えました。この日は、アンゴラの豊かな文化が多くの人々に披露され、国際的な友情と対話の重要性が再認識される特別な機会となりました。

午前11時、ナショナルデーホールでは公式式典が行われ、アンゴラ政府の高官や万博の関係者、他国の代表が集まりました。式典では、伝統的な国旗掲揚の後、日本政府を代表する厚生労働副大臣の仁木博文氏、そしてアンゴラの社会分野担当大臣マリア・ド・ロザリオ・ブラガンサ氏がスピーチを行い、両国の友好関係の重要性について言及しました。

ブラガンサ大臣は、「ナショナルデーは、アンゴラのアイデンティティと未来への展望を世界と分かち合う日」と述べ、万博の舞台を借りてアンゴラの価値観や希望を共有することの誇りを強調しました。日本との絆をさらに深める決意を新たにするこの日は、多くの来場者に深い感銘を与えました。

午後4時からは、文化公演が行われ、来場者たちはアンゴラの音楽と踊りに魅了されました。人気歌手サンドラ・コルデイロ氏とダニエル・ナシメント氏が素晴らしいパフォーマンスを披露し、また、クディサンガやレヴィータ・ダ・イリャといった伝統舞踊団による圧巻の演舞が繰り広げられました。

セリフの合間に流れるセンバ、キゾンバ、クドゥロといったリズムは、会場全体を一つにまとめ上げ、鮮やかな民族衣装をまとったダンサーたちが華やかさを演出しました。こうした文化的な表現は、アンゴラの活気溢れる精神を訪れる人々に強く訴えかけました。

この万博では、アンゴラはアフリカ連合(AU)の議長国としての役割も担い、特別に独立型パビリオン(タイプX)を設置しています。開館したのは6月26日で、パビリオンは連日多くの訪問者を迎えています。「健康のための教育(Education for Health)」をテーマにした展示では、教育と伝統の力が未来に希望をもたらすというメッセージが発信されています。

パビリオン内では、少女チッソラがマラリアに苦しむ実話に基づく映像が上映され、訪問者に深い感動と新たな気づきを与える素晴らしい体験が提供されています。

今回のナショナルデーは、アンゴラと日本の友好の歴史に新たなページを刻みました。今後もアンゴラはアフリカの代表として、国際社会との対話を進め、持続可能な未来の実現に向けて積極的に動いていくことを誓っています。


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