立川談志の名演をアナログで楽しむ特別企画
落語界の巨星、立川談志の生誕90周年を祝い、2LPアナログレコード"立川談志 90"が2026年3月15日にリリースされることが発表されました。この特別企画は、アナログレコード専門店「Face Records」を展開するFTF株式会社が手掛けており、過去の演目の中から選りすぐりの2席「居残り佐平次」と「芝浜」を初めてアナログ化した記念すべき作品です。
名演を新たにリマスター
立川談志は生前、数多くの高座を記録として残しましたが、アナログレコード化されたものは限られていました。その中でも、代表作ともいえる「居残り佐平次」と「芝浜」は、今回のレコードで初めてアナログ盤として再生されることになります。
本作はAOK Recordsの新設レーベルからのリリースで、録音エンジニアであり、落語研究家の草柳俊一氏の手がけるリマスタリングにより、音源の芸術性と歴史的な価値が丁寧に再現されています。特に「芝浜」は、談志自身が「ミューズの神が降りた」と語った伝説の高座であり、彼の晩年の到達点を示す名演として、ファンの間で高く評価されています。
音声を通じて、談志の息づかいや言葉の「間」、さらには会場の空気感をリアルに体感できるこの記念碑的なレコードは、ただの音源復刻ではなく、談志の世界を“体験”するために生まれたものと言えます。
商品詳細と特典情報
このアナログレコードには、以下の内容が含まれます:
- - 商品名: 立川談志 90
- - 発売日: 2026年3月15日
- - 先行販売: 2026年3月7日、有楽町よみうりホールにて「談志ザ・ムービー特別編」にて
- - 価格: 8,800円(税込)
- - 仕様: アナログLP 2枚組、豪華16Pカラーブックレット附属
- - 収録内容:
- DISC 1: 居残り佐平次(2004年町田市民ホール)
- DISC 2: 芝浜(2007年よみうりホール)
ブックレットには、写真家 橘蓮二氏による未公開ショットや、談志の自宅コレクションの秘蔵写真、音楽評論家による演目解説などが収録され、音源と資料が融合した「永久保存盤」としての意味を持ちます。
アナログレコード文化の復興
近年アナログレコードへの関心が高まる中、音楽だけでなく、文化的アーカイブとしての価値も見直されています。Face Recordsは、渋谷を拠点に日本のレコード文化を発信し続け、音楽や落語のような「声」や「語り」を記録するメディアとしてのアナログの可能性を広げる試みを行っています。
落語は江戸時代に誕生した日本独自の話芸です。このアートフォルムを通じて、談志は「人間の業の肯定」をテーマに、落語を何よりも大切な文化として表現しました。今回のアナログリリースは、その理念を次世代に伝える重要な試みでもあります。
立川談志の遺産を未来に
FTF株式会社は、これまでも談志関連の企画や資料を通じ、彼の思想や文化的価値を次世代に伝える試みを続けてきました。私たちの進行する文化継承の努力が、この特別企画も含め、談志の名を永遠に残し、次世代へと橋渡しすることでしょう。立川談志の名演をアナログで楽しむ、この特別企画は、落語ファンにとって是非手に入れたい一品です。