ショートドラマ新時代の幕開け、THINGMEDIA資金調達の舞台裏
日本発の映像プロダクションであるTHINGMEDIA株式会社(シングメディア)は、特にショートドラマ市場に注目が集まる中、MIXI、プレイド、DramaBoxといった企業を引受先とする資金調達を実施しました。今回のシリーズAラウンドで実現したのは合計2億円の調達であり、これまでのシードラウンドを含む累計調達額は3億円に達しました。
1. 資金調達の背景
最近の映像市場は、特にショートドラマにフォーカスがシフトしており、グローバルで急成長を見せています。アプリ単位で数億ダウンロードを記録するプラットフォームが増加していることから、エンターテインメントの形が大きく変わりつつあることを示しています。THINGMEDIAは、この画期的な成長をついに日本に持ち込み、良質なコンテンツを世界に発信するために、制作体制を強化しています。
2. 資金の使途
調達した資金は、主に「制作体制」と「コンテンツの開発」に使われる予定です。具体的には、
- - 制作体制の強化: 優秀なプロデューサーや制作チームを新たに採用し、グローバルヒットを生み出す環境を整えること。
- - オリジナルIPおよびショートドラマの制作費: 世界市場を視野に入れた新しいコンテンツの開発に資金を集中させること。
3. 投資家の期待
今回の投資にあたり、MIXIの高橋雄次郎氏は「ショートドラマは今、世界的に急速に拡大している魅力的な市場」と話し、THINGMEDIAの映像表現力と新しいフォーマットへの挑戦が強みになるとコメントしました。また、プレイドの倉橋健太氏やDrama Boxの于深氏も、THINGMEDIAのプロフェッショナリズムや独自の視点に強い期待を寄せています。これらのコメントからも、各社がTHINGMEDIAとの協業に自信を持っていることが伺えます。
4. 未来の展望
代表取締役の田中博之氏は、創業以来の「質」に対するこだわりを元に、世界に向けた新たなコンテンツ創出に全力で取り組む意思を示しました。これからの時代を見据え、ショートドラマという新しい形の映像制作が、どのようにグローバルなエンターテインメント市場で呼応していくのか、その展開に目が離せません。
会社概要
THINGMEDIAは2018年に設立され、広告映像制作やショートドラマIPの制作を行うプロフェッショナル集団として知られています。今後の成長に期待が寄せられている中、彼らが生み出すコンテンツが世界中で話題を呼ぶことを願うばかりです。これからの展開に注目し、ぜひ心に残る作品に出会いたいものです。