豪華な出演陣とともに新たに生まれ変わる『少女仮面』
名作戯曲『少女仮面』が、2025年6月11日(水)から6月22日(日)にかけて、ザ・スズナリで特別公演として上演されることが決定しました。この作品は1969年に唐十郎によって書かれ、岸田戯曲賞を受賞した経歴も持つ非常に評価の高い戯曲です。今回は、渡辺えりが新たに演出を担当し、物語がどのように現代に蘇るのかに注目です。
今回の舞台には、渡辺えりをはじめとして、大鶴佐助、土屋佑壱、吉田裕貴、福本雄樹、新内多賀太夫、岡野一平、宮下浩行など、個性が光るキャストが揃いました。さらに、日替わりゲストとして、竹中直人、尾上松也、中村獅童といった著名な俳優陣の登場が予定されており、毎公演が異なる楽しみを提供してくれる仕組みとなっています。
舞台あらすじとテーマ
この『少女仮面』は、東京都内に存在する不思議な地下喫茶「肉体」を舞台に、戦前からの想いを背負ったキャラクターたちの物語が展開されます。伝説的な宝塚の男役スター、春日野八千代が経営するこの喫茶店は、永遠の愛を求めて彷徨う欲望を象徴しています。春日野は、彼の周囲にいるボーイたちとともに舞台の稽古を繰り返しながら、自身の秘密を抱えた過去と向き合っています。
物語は、地下喫茶にやってきた自称16歳の少女、緑丘貝の登場をキッカケに変わっていきます。未完成の作品に希望を見出す春日野ですが、東京大空襲で家族を失った保険の外交員や精神に異常をきたした腹話術師たちの存在が、次第に彼らの運命を変えていくのです。戦争の影響と現代の発展が交錯する中、果たして登場人物たちはどのような運命を辿るのか。この舞台はただの作品に留まらず、愛や舞台の夢への探求を描いています。
公演情報とチケット情報
特別公演のチケットは一般で8,000円、U-30向けの当日引換券は5,000円となっています。各公演の詳細やチケット購入は、チケットぴあやローソンチケットなどの公式サイトで確認できるので、ぜひお早めに予約を!
この新たな『少女仮面』に期待が高まります。豪華キャストと共に、渡辺えりの演出による新生の舞台を見逃さないでください。愛と舞台の夢が交錯する物語は、観るものを絶対に惹きつけることでしょう。