コンチネンタルが半導体製造組織AESSを設立
コンチネンタルは、自動車業界のさらなる発展に向け、半導体回路の設計と製造を専門とする組織を新たに設立しました。この名前は、Advanced Electronics & Semiconductor Solutions(AESS)と名付けられ、2025年の設立を予定しています。主な目的は、地政学的なリスクを軽減し、自社での半導体の開発を進めることで、事業の自立性を高めることにあります。
新組織の設立背景
コンチネンタルのオートモーティブグループセクターは、業界の変化と急速なテクノロジーの進化に対応するため、独立したファブレス半導体ユニットを設立することを決定しました。この新しい組織は、未来の自律走行車やコネクテッドカーに必要な高性能な半導体の設計・検証を行い、社内のニーズに応じた製品開発を実施することを目指します。
この組織は、GlobalFoundriesという米国の製造パートナーと連携することで、強固な製造基盤を確保しています。GlobalFoundriesは、自動車や通信、スマートフォンなど、さまざまな分野で高効率なソリューションを提供する大手企業であり、その技術力を活用することで、コンチネンタルは新製品の開発を加速する計画です。
半導体需要の高まり
自動車業界において、ソフトウェアデファインド・ビークル(SDV)向けの電子コンテンツはますます重要視されており、それに伴って半導体の需要も急増しています。あらゆる自動車メーカーがこのニーズに応えようと、お互いに競争しています。市場の予測によれば、2032年までに自動車用半導体市場は約1,100億ユーロに達するとされています。この背景からも、自社で半導体を開発する必要性は高まっていると言えるでしょう。
確固たる地位を目指して
コンチネンタルの取締役会メンバーで、将来のAumovio CEOであるフィリップ・フォン・ヒルシュハイトは、「自社の半導体開発を進めることで、地政学的リスクを軽減し、この分野での自立性を高められる」との見解を示しています。AESSの設立により、同社はレジリエンスを強化し、将来の成長を見据えた戦略を進めています。
さらに、期待されるコスト削減や効率の改善を通じて、キャッシュフローの向上も期待されています。この新組織は、社内のオートモーティブグループセクターを支え、自動車部品市場での競争力を一層強固にすることを目指しています。
結論
AESSの設立は、コンチネンタルが今後の自動車業界において持続可能な成長を実現する重要なステップです。この新たな取り組みにより、自社開発の半導体を通じて、未来のモビリティ社会に貢献し続けることでしょう。コンチネンタルの革新と成長にご期待ください。