音楽で紡ぐ希望
2026-06-23 11:18:20

ALSと音楽の希望をつなぐ「MOVE FES.2026」が10周年特別公演を開催

特別な夜を飾った「MOVE FES.2026」



2026年6月20日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで開催された「MOVE FES.2026」は、一般社団法人WITH ALSが主催した特別な音楽フェスティバルです。10周年を迎えた今年は、「THANKS × RESPECT. 感謝と尊敬の10年。」というテーマを掲げ、ハイブリッド形式で行われました。会場には900人が集まり、オンライン参加者と合わせて合計1,070人がこのイベントを共に楽しみました。

「MOVE FES.」は、ALS患者でありプロデューサーでもある武藤将胤氏が手掛けるもので、音楽とテクノロジーを駆使した体験が特徴です。記念すべき10周年の公演では、音楽ライブやALSに関するトークショーなど、多彩なプログラムが展開されました。

開幕のオープニングとBORDERLESS LIVE



オープニングでは、M++DANCERSによるLEDダンスパフォーマンスが披露され、観客を魅了しました。MCが登場し、会場とオンライン、メタバースが一体となった“BORDERLESS LIVE”の趣旨が説明される中、観客たちは熱気に包まれました。これに続いて、NOBUやSOME≡LINEZ、内澤崇仁(androp)が登場し、ジャンルを超えたパフォーマンスでフロアを盛り上げました。

ALS TALK SHOWで語られた未来



中盤では、ALS TALK SHOWが行われ、武藤将胤氏をはじめ多くの専門家が登壇し、「感謝と尊敬の10年」というテーマに基づいて意見交換を行いました。吉藤オリィ氏は、身体拡張について「できないことがあることで進化・研究が進む」と語り、研究の重要性が強調されました。そして、武藤氏が制御するロボットアームを使ったパフォーマンスも行われ、「MOVE WEAR」の新作を発表し、ファッションとテクノロジーの融合が印象的な瞬間を生み出しました。

BRAIN DRONEの公開実験とeスポーツ企画



「MOVE FES.2026」の見どころの一つが、世界初のBRAIN DRONEを使ったドローン操縦の公開実験。観客の前で未来の身体拡張技術がリアルに可視化され、ALSの治療や未来に対する希望が強く感じられました。また、筋電センサーを用いた「MOVE FES.2026 ESPORTS CUP」では、観客が体験できる新たなエンターテインメントが提案されました。

ユニークな販売体験「01 ROBOT POP-UP STORE」



会場の入り口には「01 ROBOT POP-UP STORE」が設置され、遠隔で操作する分身ロボット「OriHime」を活用した販売体験が行われました。遠隔地からでも参加できるこの販売方法は、多様な人がコミュニケーションを取れる新しい試みとして評価されました。

後半のライブパートと感動のフィナーレ



後半には、HOME MADE 家族や清春のパフォーマンスがあり、特にMICROの観客との交流は感動を呼びました。EYE VDJ MASAによるオリジナル楽曲も披露され、参加者全員が音楽とテクノロジーの融合を体感しました。

最後には、全出演者が再登壇し、武藤の感謝の言葉に続いて、彼の家族からのサプライズもあり、感謝と祝福が交差する感動のフィナーレを迎えました。

今後の展望



一般社団法人WITH ALSは、今回の公演の映像ダイジェストを含む報告を次月に発表するとし、更なる啓発活動を展開する意向を示しました。これからもMOVE FES.の活動は、ALSの認知度向上と治療方法の探求のために続けられることでしょう。音楽とテクノロジーの力で、関わる全ての人々に希望の未来を届ける「MOVE FES.2026」。その活動は、次の10年に向かって今も着実に進んでいます。


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