日本と韓国の情緒が融合した新たな舞台「るる島の秘密」
アシテジ日本センターが主催し、日本の影絵劇団「かかし座」と韓国の人形劇団「ArtStageSAN」が手を組んだ期待の新作「るる島の秘密」が、東京都台東区の雷5656会館で2025年3月22日(土)と23日(日)に上演されます。両劇団はそれぞれの独自の持ち味を活かし、観客を魅了するファンタジーの世界を描き出します。
コラボレーションの意義
影絵劇団「かかし座」は、1952年に設立された国内で最も歴史のある影絵劇の専門団体であり、28ヶ国以上で公演の実績があります。その洗練された技術と感性は、日本の舞台芸術界でも高く評価されています。一方、韓国の「ArtStageSAN」は、2001年に設立されて以来、舞踊や映像を取り入れた新しい表現で国際的な評価を得ており、特に「ダルレの話(Dallae Story)」は多くの国で絶賛されています。
この二つの団体が特別にコラボレーションしたことで、影絵から生まれる幻想的な情景と、人形劇で表現される個性的な登場人物たちが共存する、まさに新しい形の舞台芸術が誕生しました。この作品は、言語に依存せず、観客であるすべての人に楽しんでもらえるのが特長です。
感動的なストーリー
舞台は、少女と黒猫の冒険を描いたファンタジーとなっています。暗い影の中から繰り広げられるストーリーは、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。影絵が生み出す神秘的な雰囲気と、人形たちが紡ぎ出す愛らしい動きが、観客の心を掴みます。このように、視覚と感情の両方に訴えかける作品は、観る者の想像力をかきたて、没入感を促します。
公演詳細
「るる島の秘密」は、2025年3月22日(土)に18時からの初回公演、23日(日)には10:30と14:00の二回公演が予定されています。会場は雷5656会館の5階、ときわホールです。チケットは一般3,000円(中学生以下1,500円)、当日券は一般3,500円(中学生以下2,000円)とお手頃価格です。また、2歳以下のお子さんは膝上での鑑賞が無料となります。
魅力的な将来への期待
アシテジ日本センターは、国際的な児童青少年舞台芸術の繁栄を目指し、質の高い海外作品を日本に紹介しています。今後も、こうした文化交流がさらなる発展を遂げることを期待してやみません。
ぜひ「るる島の秘密」を観劇して、心の中に新たな風を吹き込んでみてはいかがでしょうか。新たな感動と発見が待っています。