音楽ファン待望の特別番組が放送されます。2025年8月30日(土)に、株式会社ジャパンエフエムネットワークが放送する『ミッドナイトダイバーシティ 正気のサタデーナイト』において、ロジャー・ニコルスの生涯とその素晴らしい楽曲を追悼するために設けられた「ロジャー・ニコルス・クロニクル」が放送されます。
ロジャー・ニコルスは、アメリカンポップスの巨匠であり、1970年代に名を馳せた兄妹デュオ、ザ・カーペンターズのヒット曲に深く絡んだ作曲家です。残念ながら今年5月に彼は84歳でこの世を去りましたが、彼の音楽は今も多くの人々の心に残り続けています。この特別番組では、ナビゲーターとして渡辺満里奈が参加し、音楽評論家の宮治淳一と、長年の親友であるアンソロジストの濱田髙志を迎え、ロジャーの魅力に迫ります。
番組の内容はとても充実しています。最初のセクションでは、ロジャー・ニコルスの人生と音楽がいかに日本に影響を与えたかを探ります。彼の1stアルバムが日本で初めてCD化されるなど、彼と日本の関係は非常に密接であり、多くの日本のアーティストも彼の音楽にインスパイアされてきました。特に90年代の渋谷系ムーヴメントには、ロジャーの影響が顕著に表れています。
番組の後半では、出演者たちが選出したロジャーの愛聴曲を披露し、盟友であるポール・ウィリアムスからの心温まる追悼メッセージも紹介される予定です。さらに、ニコルス家の協力により、未発表音源も世界初解禁されるという貴重な内容です。リスナーは、彼の名曲「Love So Fine」や「Rainy Days And Mondays」の他に、今回初めて聴くことができる音源を通じて、ロジャー・ニコルスの芸術性とその深い感情を再確認することができるでしょう。
渡辺満里奈は番組担当にあたり、「久しぶりにライナーノーツを手にし、音楽をじっくり楽しむ時間が持てました」と、彼の音楽への思いを語っています。彼女自身も90年代前後にロジャーの音楽を心から愛していたとのことで、番組ではその温かい感情を感じながら、ロジャーの音楽の魅力を引き出していくことでしょう。
この特別番組は、音楽を通じてロジャー・ニコルスの思い出を共有する絶好の機会です。彼の作り出した音楽は時代を超えて愛され続けており、一度聴いてみる価値があります。日本の音楽シーンに多大な影響を与えた彼の楽曲が、どのように日本と結びつき、愛されてきたのかを知ることができる貴重な番組です。
【放送日時】2025年8月30日(土)24:00-26:00
【ネット局】各地のFM局にて放送(もしくはradikoで聴取可能)。
ぜひ、心温まる音楽航海にご参加ください。