小野測器が新たな基準を打ち立てる！静電容量式厚さ計 CL-7100シリーズの進化

小野測器が新製品「静電容量式非接触厚さ計 CL-7100シリーズ」を発表。

電子計測器のリーダー、株式会社小野測器は、導体、半導体、絶縁体の厚さを一台で非接触に測定できる新たな製品「静電容量式非接触厚さ計 CL-7100シリーズ」を2025年12月に発売すると発表しました。これにより、ますます多様化する材料に対する測定ニーズに応えることを目指しています。特に、オプションを利用すれば絶縁体の厚さ測定も可能になるため、リチウムイオン電池や燃料電池用のフィルム測定にも対応可能です。

従来製品からのアップグレード

CL-7100シリーズは、人気のロングセラー「CL-5610シリーズ」の後継モデルとして登場します。測定精度や応答性能を大幅に向上させたこの新モデルは、例えば、シリコンウェハーやモーター用電磁鋼板、さらにはEVバッテリー用フィルムなど、非常に多様な材料の厚さ測定に対応しています。これにより、製造ラインの品質管理がより高精度かつ迅速に行えるようになります。

実現される高性能

- 高精度・高応答: 測定精度は±0.05～0.12％FS（センサーとの組み合わせによる）、演算周期はたったの10ms。これにより高品質な測定を迅速に行うことが可能です。
- 新機能搭載: 温度測定機能やEthernet通信能力をオプションで追加可能です。これにより、温度変化による測定誤差の補正が行えるだけでなく、一括管理やデータ収集のネットワーク化も実現します。
- 使いやすいデザイン: 視認性の高いタッチパネル式の液晶ディスプレイを搭載し、情報へのアクセスが直感的に行えます。また、最大4項目の測定データを一画面で確認できるため、効率的な操作が可能です。更に、手袋を着用した状態でも快適に使用できるハードキー操作もサポート。

小型化と環境への配慮

新型厚さ計は、従来製品と比べて体積と質量ともに約50%の小型軽量設計を実現しました。また、消費電力を抑えた設計によりカーボンニュートラルの実現にも寄与しています。これにより、様々な使用環境での実用性と環境負荷の低減を両立させています。

結論

小野測器のCL-7100シリーズは、最新の技術と機能を集結し、業界のニーズを的確に捉えています。精度と効率性が求められる現代の製造環境において、この新製品は大いに貢献することでしょう。多様な材料の厚さ測定を必要とする企業にとって、ぜひ注目すべき製品です。この新しい厚さ計によって、より高品質な生産ラインの構築が実現することでしょう。