音楽番組『Spicy Sessions』の魅力
CS放送TBSチャンネルが送る音楽番組『Spicy Sessions』では、ゴスペラーズの黒沢 薫さんと乃木坂46の中西アルノさんがMCをつとめ、毎回異なるゲストを迎えています。この番組の最大の特徴は、ただ音楽を演奏するだけではなく、観客と音楽の創造過程を共に体験するという形式です。2025年10月24日には、初のライブイベントが神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催されることが発表され、MC二人は喜びをあらわにしました。
収録の様子
収録当日の最初の発表に観客は感じ入る様子で、特に黒沢さんは「この番組が始まった時からライブをやりたいと言ってきました」と言い、自身の思いを語りました。一方、中西さんは「この番組で積み重ねてきたものが集約される場にしたい」と目を輝かせました。
『Spicy Sessions』は音楽の生まれる過程を視聴者と共に感じさせる独特のスタイルが魅力で、音の創造がまるで生き物のように進化していく瞬間を捉えています。MCの二人は、単に音楽を演じるのではなく、収録中には観客とも対話し、和やかな雰囲気を作り出していました。その結果、観客はストレートに音楽のエネルギーを感じることができるのです。
ゲストからの影響
19回目の収録にはセントチヒロ・チッチさんがゲストとして登場し、彼女のソロプロジェクトでの新曲を披露しました。チッチさんは自分の音楽について「様々な恋愛の価値観を詰め込んだ曲」と述べ、歌唱後にはともに楽しんだ様子を見せました。MCの黒沢さんは彼女の歌声を「心にロックを飼っている」と称賛し、両者の共通点であるカレー好きについても心温まるエピソードが交わされました。
さらに、チッチさんと中西さんは共演を経て互いの経験を称え合い、 MCとしての中西さんの進化も見受けられました。彼女はセッションの合間に積極的にアイディアを出し、ゲストとともに新しい音楽の形を模索する存在に成長したのです。
特別な収録
20回目の収録は黒沢さんと中西さんだけでのセッションとなり、様々なリクエスト曲が寄せられました。観客のリクエストから選ばれた曲をバンドのメンバーと共に演奏する中、互いに助け合った歌唱はもはや一つのアートでした。特に、『夏の終りのハーモニー』では中西さんの成長を色濃く感じさせ、リテイクを通じて柔軟にアプローチを変えていく姿勢は、彼女の音楽家としての成熟を示しました。リクエストに応える形で演奏した『APT.』は、会場の一体感を生み出し、一つのフレーズ、一つのメロディが互いに響き合う感覚を生じさせました。
収録後のインタビュー
収録終了後、黒沢さんと中西さんにインタビューを行いました。ここでイベントへの期待や、番組の成長について率直な思いを語り、定期的に行われる収録を通じて音楽の楽しさを改めて感じている様子が伺えました。特に中西さんは「これが私にとって成長の場です」と熱心に語っており、今後の活動についても期待を持たせるコメントが印象的でした。
このように『Spicy Sessions』は、ただ音楽を楽しむだけではなく、アーティスト同士の絆や成長を感じ取ることのできる番組として、多くのファンに支持されています。音楽の力を感じさせるこの画期的な番組に、ぜひとも注目していただきたいです。