ウェイロン・ジェニングスが未発表アルバム『Songbird』として甦る
2025年10月3日、カントリー音楽の偉大なるレジェンド、ウェイロン・ジェニングスの未発表曲を集めたアルバム『Songbird』がリリースされる。このアルバムは、彼の遺した音楽の宝庫であり、長年の彼のドラマーでもあるリッチー・オルブライトが手掛けた音源を基にしている。
アルバム概要
『Songbird』は、3部作のうちの1枚目で、1973年から1984年にかけて制作された曲たちをまとめている。アルバムには、ウェイロンとオルブライトのコラボレーションにより作られた多彩な楽曲が収録され、ラルフ・ムーニーなどの優れたミュージシャンたちも参加している。新たに編集とミックスを担当したのは、シューター・ジェニングス自身。彼は父の遺志を受け継ぎ、アルバムを現代に甦らせるために、ハリウッドのサンセット・サウンド・スタジオ3で作業を行った。
シングル「Songbird」
アルバムからの1stシングルであり、タイトル曲でもある「Songbird」は、フリートウッド・マックの名曲をウェイロンが独自のアレンジでカバーしたもの。シューターの父親として、そしてアーティストとしての業績を称える意味を込めたこの作品は、2025年10月のアルバムリリースとともに、多くのファンを惹きつけることでしょう。
発表イベント
このアルバムのプロジェクトは、2024年の夏にシューターが父のスタジオ録音を整理し始めることから始った。そして、その詳細はウェイロン・ジェニングスの誕生日を祝ったパーティーで正式に発表され、その場にはバックバンド「The Waylors」のメンバーや多くのカントリーアーティストが集まり、ウェイロンの名曲を再演奏した。
ウェイロン・ジェニングスのレガシー
ウェイロン・ジェニングスは、1937年にテキサス州で生まれ、彼のキャリアはラジオDJやバックバンドの一員としてスタートした。その後、ナッシュヴィルの旧態依然とした音楽シーンに逆らい、自身のバンド「The Waylors」を結成。彼が創り出した“アウトロー・カントリー”は、その後のカントリーミュージックに多大な影響を与えた。
2001年にはカントリーミュージックの殿堂入りを果たし、2002年に他界。その長い音楽の旅で、彼は数多くのファンの心に留まり続けています。
シューター・ジェニングスの想い
シューター・ジェニングスは、「『Songbird』は父の現代への帰還を祝福する重要な作品だ」と語っている。彼は、この音楽がファンにとってどれほど特別なものであるかを理解しており、父の歌声を再び呼び起こすことで、新たな時代に彼の音楽を届ける意義を感じている。
今回のコラボレーションと未発表音源のリリースは、ウェイロン・ジェニングスという偉大なアーティストの偉業を次世代へと伝えるための鍵となることでしょう。この『Songbird』を通じて、ファンは再び彼の音楽の魔法を体験できるに違いありません。
リリース情報
- - アルバム名: `Songbird`
- - リリース日: 2025年10月3日(金)
- - レーベル: Son of Jessi/Thirty Tigers(輸入盤・配信のみ)
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これからの音楽と父子の絆を感じる特別な作品をお楽しみに。