3Dデジタルマニュアル『RITTAI MANUAL』の導入に注目
自動車部品のグローバルサプライヤー、株式会社アイシンが新たに導入した3Dデジタルマニュアル『RITTAI MANUAL』は、製造業界での現場業務を大きく変えます。このサービスは、VR/AR開発スタートアップの株式会社Forgersが提供するもので、目を引く特徴がたくさんあります。
RITTAI MANUALとは
『RITTAI MANUAL』は、作業者が容易に手順を理解できるように設計された電子マニュアルです。これにより、従来の紙や動画による要領書に代わり、3Dデータや画像、動画を使用して、視覚的にわかりやすいマニュアルを短時間で制作できるのが特長です。PC・スマートフォン・タブレットなど、さまざまなデバイスで利用が可能で、現場のDXを推進する重要なツールともなっています。
目を引く主な特徴
視覚的に優れたデザイン
『RITTAI MANUAL』の最大の強みは、そのビジュアルコンテンツです。手軽に美しいマニュアルを作成できるため、作業者は直感的に操作方法や手順を理解しやすくなっています。
AIによる多言語翻訳機能
多国籍なチームが中心の製造業では、言語の壁が課題になります。しかし、RITTAI MANUALはAIによる多言語翻訳機能を搭載しており、外国人従業員にも配慮したマニュアルの作成が可能です。この機能により、手間を省きながらも均一な情報提供が実現されます。
オフラインでも安心
また、オフラインモードがあるため、インターネット環境が整っていない場所でも問題なく利用できるのは、製造現場において非常に大きなメリットです。
アイシン導入の背景と効果
株式会社アイシンの半田工場DXグループに所属する中野様は、従来のマニュアルにおける課題について説明しました。以前は、紙からデジタル、さらに動画要領書へと進化を遂げてきましたが、現場スタッフが作業の再確認をする際にはPC操作が必要でした。この為、確認したい場所に戻るのに時間を要するという問題が存在していました。特に大きな部品の場合、現物を持ちながら画面を操作することは困難で、これが業務の妨げになっていました。
そこで、もっと迅速に、もっとスムーズに情報を入手できるマニュアルの導入を検討していた中野様は、RITTAI MANUALに出会いました。実際に使用してみると、3Dデータが画面上で自由に動かせるため、知りたい情報に瞬時にアクセスできました。点検手順も3D画面内で案内されるため、直感的に操作できるのです。このように、初心者でも短期間で操作を習得できるため、教育コストを大幅に削減できると言います。
今後の展望
RITTAI MANUALは、お客様対応や製品紹介など、役立つ場面が増えることが見込まれています。また、教育にエンターテイメント性を加えることで、何度でも繰り返し行いたくなるような環境を整えることも期待されています。業務の効率化やスタッフの熟練度の向上に寄与するこの新ツールは、今後も注目されることでしょう。
お問い合わせ
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株式会社Forgersについて
株式会社Forgersは、製造業をはじめ家具、小売業界など幅広い分野でXR、VR/ARに関連するアプリケーションを開発しています。興味をお持ちの企業は、ぜひお気軽にお問い合わせを。