初開催のYouth Pride
2025-06-16 15:26:20

Tokyo Pride 2025の新たな取り組み「Youth Pride」初開催の熱気

Tokyo Pride 2025の新たな取り組み「Youth Pride」初開催の熱気



2025年に向けた大規模なプライドイベント「Tokyo Pride 2025」の一環として、ユース世代を対象とした「Youth Pride」が初めて開催されました。主催者である特定非営利活動法人 東京レインボープライド(TRP)は、LGBTQ+の理解と人権について深く考えるきっかけを提供するため、数日間にわたり様々なプログラムを展開しました。

ユース世代を中心とした盛り上がり


イベントは、6月14日と15日の2日間にわたり、渋谷のWITH HARAJUKU HALLで行われ、合計1,300人の若者が参加しました。ユース世代が中心のこのフェスティバルは、「ありのままを愛そう」をメインテーマに掲げ、教育、就労、生活、そして遊びの4つのテーマで構成されたプログラムが特徴です。

「学ぶ」プログラム

初日のセッションでは、日本のLGBTQ+の歴史と世界における権利回復運動についての講演が行われました。性社会文化史研究者の三橋順子氏が「新宿二丁目」の歴史について、多様な視点から紹介しました。続いてジャーナリストの北丸雄二氏が、国際的な視点からLGBTQ+の権利擁護運動の歴史を説明しました。これに続いて、インフルエンサーや学生たちによる座談会が開催され、若者たちのリアルな体験が共有されました。学校生活におけるルールや雰囲気について議論しながら、教育の在り方を一緒に考える機会となりました。

「働く」プログラム

続いて行われた「LGBTQ+就活サバイバー」セッションでは、ユース世代の参加者が企業の代表者に向けて、自身の就職活動の実体験を語りました。登壇者たちは、「その人自身に向き合う」職場環境の重要性や、安心して自己表現できる職場作りについての考えを共有しました。これにより、企業とユース世代との間に新たな理解が深まる場が提供されました。

「暮らす」プログラム

2日目には、家庭を持つLGBTQ+当事者が、自身の実体験を通じて家庭づくりや子育ての未来について語るセッションが行われました。YouTuberとして活躍する「ふたりぱぱ」のみっつんさんとリカさんが、制度の壁に直面しながらも希望を持って未来を描く方法について話し、参加者に感動を与えました。

「遊ぶ」プログラム

「遊ぶ」セッションでは、GIVENCHY BEAUTYとZOZOによるイベントが行われ、参加者たちが自身の個性を表現する機会となりました。最終的には「Youth Pride 成人式」が開催され、参加者たちは「ありのまま記念日」を祝う特別な瞬間を共有しました。

次世代のコミュニティの形成


イベントを通じて、来場者たちは同年代の者同士の出会いや交流を楽しみました。登壇者たちが「ありのままでいいんだ」とのメッセージを伝え、多様性を受け入れる場としての役割を果たしました。TRPは、今後もこのようなイベントを継続していく意向を示し、ユース世代の声を大切にしていくことを表明しました。

このように、「Youth Pride」はただのイベントに留まらず、LGBTQ+ユース世代が自らのアイデンティティを大切にし、未来への希望を抱けるコミュニティとしての基盤を築くための重要な一歩となりました。東京レインボープライドは、今後とも全ての人々が自由に自分らしく生きられる社会の実現を目指していくことでしょう。


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