TISがB.LEAGUEのSOCIAL DX PARTNERに就任
TIS株式会社が、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(B.LEAGUE)のSOCIAL DX PARTNERに正式に就任したことを発表しました。この取り組みは、地域活性化やFan Engagementの強化を目指すもので、2024年を見据えた重要な戦略的パートナーシップとなります。
TISのIT戦略と社会課題への取り組み
TIS株式会社は「ITで、社会の願い叶えよう。」というブランドメッセージを掲げ、銀行、公共、流通サービスなど、幅広い業界の顧客に最適なITサービスを提供してきました。特に、金融包摂や地方の活性化などの社会課題に対して、ITを駆使した解決策を提案し、持続可能な成長を目指しています。
同社の中期経営計画においては「フロンティア開拓」が基本方針に設定され、B.LEAGUEとの契約はその一環として位置付けられています。2030年代に向けた成長戦略の一部として、ITを活用した地域や産業との統合的取り組みが求められています。
B.LEAGUEの成長と展望
2016年の開幕以来、B.LEAGUEは日本におけるプロスポーツとして急成長を遂げ、特に若年層や女性ファンの獲得に成功しています。前年度の総入場者数は485万人に上り、開幕当初の216%に達しました。B.LEAGUEは「SOCIAL INNOVATION HUB 構想」を掲げることで、ファンや地域のニーズに応える新たなビジネスモデルの構築にも取り組んでいます。
このような背景の中で、TISは「感動立国」を目指すB.LEAGUEのビジョンをITで支える役割を果たすことになります。特に、デジタルマーケティング基盤の整備やマーケティングデータの収集・分析に重きを置き、ファンへの新たな体験提供を実現することを目指します。
取り組みの概要
デジタルマーケティング基盤の構築
2028年には700万人の入場者数を目指すという目標に向け、顧客情報を集約し、分析することで、ファンに新しい体験を提供するマーケティングシナリオの構築を支援します。これにより、データ駆動型の戦略が可能になり、効果的なプロモーションやイベントが実施できるようになります。
クラブとのDXアプローチ
B.LEAGUEが2050年に目指す「感動立国」では、各クラブと協力し、地域活性化や顧客購買データの取得・活用に関する解決策を模索します。クラブとの直接的な協議を通して地域の課題を解決していくことが、新たなファン層の獲得にも繋がります。
マーケティングデータの収集・活用
ファンエンゲージメントを高めるために、インサイトに富んだマーケティングデータを収集・分析し、B.LEAGUEならではの価値ある情報提供を実現します。これにより、ファンとの結びつきを強化し、継続的な関係構築が期待されます。
TISとB.LEAGUEのコメント
B.LEAGUEのチェアマンである島田慎二氏は、TISとのパートナーシップを心強く感じており、「ITの力は社会や地域の課題を解決するために不可欠」とコメントしています。一方、TISの岡本安史社長は、B.LEAGUEの「感動立国」に向けた取り組みにITで貢献できることを嬉しく思い、今後の展開に期待を寄せています。
TIS株式会社について
TIS株式会社は、金融、産業、公共など多様な業種の3,000社以上とパートナーシップを結んでおり、成長戦略を支えるためのITを提供しています。50年以上の実績を持ち、地域の社会課題解決に向けたITサービスを展開しています。
これからの展望として、TISはB.LEAGUEとの共創を通じてさらなる地域活性化やスポーツ文化の発展に寄与したいと考えています。未来のバスケットボール界への貢献が期待されます。