猫のクルマへの侵入トラブル、注意喚起
最近、クルマのエンジンルームに猫が入り込むトラブルが急増しているとの報告がありました。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が発表したデータによると、2024年10月1日から31日までの1か月の間に、ドライバーからの救援要請が全国で28件寄せられたとのこと。その内、エンジンを始動した後に気づいたケースが8件含まれており、猫にとってもドライバーにとっても危険な状況が発生しています。
寒さだけが理由じゃない!
エンジンルームへの侵入は寒い時期に暖かい場所を求める行動が主な理由と思われがちですが、実際には年間を通して発生しています。特に本調査では、去年6月に381件もの要請があり、これは10月の約13.6倍に相当します。6月は春に生まれた子猫が活発に動き始める時期でもあり、小さな体がすきまに入り込みやすい状況が影響しているようです。
保護猫のために心掛けるべきは、エンジンをかける前にボンネットを軽く叩くことです。この行動が猫の命を守る可能性を高めます。もし、猫の声や動く気配を感じた場合は、必ずボンネットを開けて中を確認しましょう。
トラブルの影響
猫がエンジンベルトなどに巻き込まれる危険があるだけでなく、車両自体の故障にもつながります。例えば、エンジンベルトが切れたり外れたりすることで、高額な修理費用が発生することも考えられます。猫にとっては命が危険にさらされるだけでなく、ドライバーにとっても予期せぬトラブルが発生するのです。
今後の注意点
これから暖かい季節が訪れますが、猫の侵入には引き続き注意が必要です。特に子猫のいる家庭や、周囲に猫が多い地域にお住まいの方は、エンジンをかける前の確認を怠らないようにしましょう。
猫たちの安全を守るためにも、運転前の準備や行動を見直すことが大切です。事故を未然に防ぎ、愛するペットの命を守るために、日常生活の中で小さな配慮を心がけていきましょう。