パワー試験装置の革新
2025-11-28 09:47:35

新技術でパワーデバイスの熱設計を革新する試験装置

エスペックの新たな挑戦 - 過渡熱抵抗測定機能を備えたパワーサイクル試験装置



エスペック株式会社が最新の技術を駆使して開発した「過渡熱抵抗測定機能付パワーサイクル試験装置」が注目を集めています。この装置は、パワーデバイスの熱設計の課題を解決し、信頼性を向上させるための新たなソリューションです。パワーデバイスはグリーンエネルギーや電気自動車(EV)といった成長分野で不可欠な存在となり、特にSiC-MOSFETなどの先端デバイスは、高効率・低損失の電力変換を実現しています。その一方で、小型化が進む中で、熱管理の難しさが増してきています。

パワーサイクル試験の重要性



パワーサイクル試験とは、デバイスに大電流を流し、特定の温度に加熱した後、冷却し、熱ストレスを与えることでデバイスの耐久性を評価する手法です。この試験により、ワイヤボンディングやチップ間の接続、冷却プレートとの関係など、パッケージ構造全体の耐久性を確認することが可能です。エスペックは長年にわたり、パワーデバイスの信頼性評価装置を提供してきましたが、最新の装置はこれまでの技術に加え、新たに過渡熱抵抗測定機能を追加しました。

増加する熱管理の課題



小型化されるパワーデバイスは、その体積あたりの放熱量が増加し、熱の蓄積が顕著になっています。このため、設計段階からの適切な熱対策や、早期の信頼性評価が求められるようになっています。エスペックの装置は、こうした熱管理の課題を解決するために開発されました。

新機能の利点



新しい測定機能では、大阪大学と産業技術総合研究所と連携し、特許取得済みのノイズ除去アルゴリズムを活用しています。この技術により、熱特性を可視化し、熱による劣化の分析が容易になります。従来の方法では、測定データにノイズが混入し、結果が曖昧になりがちでしたが、最新の技術では界面熱抵抗を明確に評価し、各構成部材の傾向を容易に把握できるようになります。

今後の展望



エスペックは、今回の装置による熱設計の新たな可能性を提供することで、パワーデバイスの市場における信頼性を向上させることに貢献します。今後も製品やサービスの拡充に取り組み、先端技術分野の「熱」に関する課題解決に力を入れていく計画です。

この試験装置は、パワーデバイスの熱管理と信頼性向上に貢献し続けることが期待されています。技術の進歩がもたらす省エネルギー効果や小型化の流れの中で、エスペックの新たな試験装置が果たす役割はますます重要となるでしょう。


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