ワークショップ「DREAMS 2026」の概要
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、アンジェイ・ワイダ監督の生誕100周年を記念し、ポーランドのワイダスクールとの共同ワークショップ「DREAMS 2026」を実施しています。このプログラムは、日本とポーランドから選ばれた6名の映画監督が交流・共同制作を通じて、国境を越えた映画制作の可能性を追求するものです。
参加者紹介
日本側からは以下の3名の監督が選ばれました。
小川 典(Tadashi Ogawa)
ニューヨーク・フィルム・アカデミーで映画を学んだ小川監督は、これまでに劇場公開された長編映画や国際エミー賞にノミネートされたドキュメンタリー作品を手掛けています。彼の新作ドキュメンタリー『霧が晴れるとき』は、東京ドキュメンタリー映画祭で準グランプリに輝き、国際的にも評価されています。
神保慶政(Yoshimasa Jimbo)
東京出身の神保監督は、初長編映画『僕はもうすぐ十一歳になる。』で多くの映画祭から好評を得ました。福岡を拠点とし、フィクションとドキュメンタリーを融合させた作品に取り組んでいます。2024年には全国展開の特集上映も計画中です。
全辰隆(チョン・ジニュン)
在日コリアンとして秋田で育った全監督は、韓国での学びを経て、日韓を題材にした作品を制作しています。彼の短編映画は国際映画祭でも高評価を受け、2026年には日韓合作長編映画でデビュー予定です。
ポーランド側の参加者は以下の3名です。
トマシュ・イェジオルスキ(Tomasz Jeziorski)
ワルシャワ大学を卒業後、国際映画祭で数々の作品を発表しているトマシュ監督は、舞台映像まで手掛ける多才なクリエイターです。彼は「SCRIPT PRO」での受賞歴も持ち、実力派として注目されています。
カタジナ・チェシラル(Katarzyna Cieślar)
アンジェイ・ワイダ監督学校を卒業したカタジナ監督は、TVドラマやドキュメンタリー、CM広告まで幅広く手掛ける実力派です。彼女のドキュメンタリープロジェクトは、国際的な評価を受けています。
ヤクブ・ヤクビク(Jakub Jakubik)
新鋭のヤクブ監督は、卒業制作で特別賞を受賞するなどして注目を集めた若手です。俳優としての活動でも評価され、映画業界での活躍が期待されています。
ワークショップの進行
このワークショップでは、参加者が自ら選んだシーンを再解釈し、日本とポーランドで共同撮影に挑むことになります。また、脚本のフィードバックや企画の協議が進んでおり、9月にはポーランドでの撮影が予定されています。さらに、10月には日本国内での成果発表も計画されています。
期待される成果
次世代を担う監督たちが集まるこのワークショップは、国を超えた映画制作を育む素晴らしい機会です。これからの展開から目が離せません。特に、彼らの作品がどのような形で国際映画界に影響を与えるのか、多くの人々が楽しみにしていることでしょう。