企業とパラスポーツ団体を結ぶ新たなプラットフォーム「TEAM BEYOND パラコネクト」に注目！

東京都が推進する「TEAM BEYOND パラコネクト」は、企業とパラスポーツ競技団体をつなぐオンラインマッチングプラットフォームです。この新たな取り組みは、障害者スポーツの振興を図り、共生社会の実現を目指しています。ICHI COMMONS株式会社が東京都と協働し、サステナビリティ経営を支援するために開設されました。

なぜ「TEAM BEYOND パラコネクト」が必要なのか？

近年、パラスポーツへの関心が高まっているものの、依然として多くの課題が残されています。特に、パラスポーツ競技団体はスポンサー不足や人材確保、練習場所の確保といった問題を抱えており、企業との連携が重要です。東京都ではこれまでも対面での交流会を通じて企業と競技団体のマッチングを行ってきましたが、さらなるネットワーク構築が求められています。

この新たなプラットフォームは、東京2025デフリンピックの開催を契機に、パラスポーツへの関心を高めると同時に、企業との連携を促進することを目指しています。これにより、障害者のスポーツ環境を充実させ、競技団体の基盤を強化することが期待されています。

プラットフォームの特長

「TEAM BEYOND パラコネクト」では、競技団体と企業のニーズや提供できるリソースを可視化し、オンライン上で情報提供を行います。これにより、最適かつ持続可能なマッチングを実現します。また、コーディネーターが専任で支援を行い、マッチングが円滑に進むようサポートします。

登録や利用は無料で、パラスポーツ競技団体や企業は誰でも参加が可能です。コーディネーターによる伴走支援が受けられるため、連携の具体的なイメージが無くても安心です。

期待される連携の効果

このプラットフォームを通じて、スポンサー喪失や人材の増強、競技用具の開発、練習場所の確保といった課題解決に向けた様々な取り組みが実現できるでしょう。企業にとっても、社員のエンゲージメント向上などのメリットがあります。

例えば、東京都とICHI COMMONSは、パラスポーツ応援プロジェクト「TEAM BEYOND」に登録している株式会社オープンハウスグループと株式会社QDレーザのニーズ整理に着手しました。このマッチングの先行事例として、オープンハウスが企画する「O-EN KIDSチャレンジ野球観戦会」では、QDレーザが視覚支援機器を提供し、子供たちに向けた特別な観戦体験を実現しています。