舞台『マクベスに告げよ』
2025-08-20 10:49:00

新たな視点で描く精神医療の闇、舞台『マクベスに告げよ』が上演へ

新たな舞台『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』の魅力



2025年10月、劇作家で精神科医のくるみざわしんが新たな舞台『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』を上演します。一般社団法人MyrtleArtsが主催し、東京・中野の劇場MOMOにて行われるこの公演は、精神医療の闇をテーマに独自の切り口で描かれます。チケットはすでにカンフェティで入手可能です。

精神医療の問題を鋭く描く



この舞台のクリエイティブチームには、演出家として著名な東憲司が参加しています。くるみざわしんは、精神科医としての視点と劇作家としての感性を融合させ、現代の精神医療が抱える問題を、シェークスピアの『マクベス』からインスパイアを受け、深く掘り下げています。シェークスピア作品には、魔女たちが登場し、彼女たちが癒しの力を持っていたという側面が描かれていますが、彼女たちが「異端視」される過程が、現代社会の精神医療の問題と密接に結びついていることが認識されるでしょう。

あらすじ展開



物語は、1960年代の高度成長期に建設された精神病院を舞台に進行します。そこには外界から隔絶された入院患者たちが存在し、院長は現代社会の変化に敏感で、収益を上げることを考えています。主人公である看護師の岡田は、1年前に患者を亡くしてしまった過去を持ち、事故を装いながら再びその病棟に舞い戻ります。しかし、そこには予想もしなかった3人の女性看護師が待っていました。本作は、医療に従事する者たちが抱える苦悩や罪の意識、そして彼らが描く現実が交錯し、観客に衝撃と共感を引き起こすのです。

公演の詳細



『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』は、2025年10月9日から13日までの期間に劇場MOMOで上演されます。出演は、原田健太郎、岩戸秀年、川口龍、小林美江、滝沢花野、大手忍、三浦伸子の多彩なキャストが揃い、観客に深い感動を与えること間違いありません。 チケットは一般4,500円、ペアチケット8,000円、70歳以上のシニアは4,000円、25歳以下であれば3,500円での販売という、価格設定にも配慮がされています。

公演初日には19時から、翌10日からは14時と19時に、さらにアフタートークの機会が設けられる一部の公演も予定されています。舞台時間は約1時間45分で、開演30分前に開場され、観客整理券の配布が行われます。

MyrtleArtsの信念



MyrtleArtsは、脚本家の梶本恵美、劇作家・演出家の鄭義信、くるみざわしんを核とした団体で、商業的には難しいオリジナル作品を創出し、死角にある社会問題を鋭く照らし出す演劇を目指しています。今後も新たな作家とのコラボレーションを通じて、現代の心に寄り添う作品を生み出していくと言います。

この舞台『マクベスに告げよー森の女たちの名前を』は、精神医療に関心を持つ方々にも、ぜひ足を運んでいただきたい一作です。公演情報やチケットの詳細は、公式ホームページを通じて確認できます。現代の視点から人々の心理に迫るこの作品、見逃せません。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: くるみざわしん 精神医療 MyrtleArts

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。