124回目を迎えた上方落語をきく会
2026年2月28日、大阪の国立文楽劇場で行われた『ABCラジオ 上方落語をきく会』は、通算124回目を数え、昼夜ともに満員の席で落語ファンを魅了しました。このイベントは、1955年12月の創始以降、上方落語界の重要な一翼を担ってきた伝統的な催しです。
今年も例年通り、昼の部と夜の部に分かれ、さまざまな世代の優れた落語家が共演しました。今回の司会は伊藤史隆アナウンサーと桂紗綾アナウンサーが担当し、会場の雰囲気を一層盛り上げます。
昼の部の見どころ
特に注目されたのが、昼の部でトリを務めた笑福亭松喬さんによる代表作『一人酒盛』です。この演目は、松喬さんの見事な演技力で観客を引き込むと同時に、会場を大きな笑いに包みました。続いて、桂南天さんや笑福亭三喬さんなど、実力派が次々と登場し、それぞれ独自の魅力を発揮しました。これらの演目は、落語を初めて観る方から熱心なファンまで幅広く楽しむことができた内容となっていました。
夜の部の魅力
夜の部では、桂南光さんが中トリとして幻想的な噺「抜け雀」を披露。厳しい親子の絆を情感豊かに表現し、観客の心をつかむパフォーマンスが光ります。そして、全ての演目の中で大トリを務めたのが桂文珍さん。高齢の文珍さんが演じた新作落語『A・I・ル問答』は、今や身近な存在になりつつあるAIをテーマにしたもので、笑いを誘いつつも深いメッセージを含んでいました。演じる文珍さんの姿は、来場者に感動と共に新たな視点を提供したことでしょう。
盛況のエンディング
公演の締めくくりには、文珍さんと南光さんが音頭を取り、会場全体で「大阪締め」を行いました。この瞬間、124回目の『上方落語をきく会』が無事に大団円を迎え、参加者全員の心に刻まれる思い出となりました。
ラジオ生放送も
さらに、当日はABCラジオでも昼夜合わせて8時間にわたる特別生放送が行われ、多くのリスナーがその魅力を体感しました。radikoのタイムフリー機能を使えば、3月7日まで当日の生放送を聞くことができます。この機会にぜひ、落語の魅力に触れてみてください。
参加者の感想
来場者からは、「久しぶりに上方落語を楽しむことができた」「世代を超えた落語の楽しさが伝わった」などの声が上がりました。多くの人々に愛される上方落語、次回はどんな演目で私たちを楽しませてくれるのか、今から楽しみです。