西陣織の未来
2025-06-02 08:40:52

冨永愛が探る西陣織の未来と細尾真孝氏の挑戦

西陣織の未来を切り開く細尾真孝氏の挑戦



毎週水曜の夜、冨永愛が日本の伝統文化を紐解く番組「冨永愛の伝統to未来」が放送されています。6月4日のエピソードでは、京都の伝統工芸である西陣織の進化を語るクリエイティブディレクター、細尾真孝氏が登場。彼が手がけた西陣織を使用したドームの製作秘話や、その挑戦の背景について深堀りしました。

世界中で注目される西陣織



2025年4月に開催予定の大阪・関西万博は、国内外から大きな期待が寄せられています。その中でも特に注目されているのが「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」で、約3,000㎡の広さを誇り、「世界最大の西陣織で包まれた建物」としてギネスにも認定されています。この雄大なプロジェクトの外装を手がけたのが、西陣織の伝統を受け継ぐ細尾真孝氏です。彼は、ディオールやシャネルといったラグジュアリーブランドとのコラボレーションでも知られ、国際的な注目を集めています。

細尾氏は、品質を追求し続け、新しい可能性を模索する姿勢を持っています。冨永愛が訪れた「HOSOO FLAGSHIP STORE」では、彼の革新的なプロダクトやファニチャーが並び、西陣織の美しさと技術の進化に触れることができました。

課題に挑む細尾氏の決意



なぜ細尾氏の西陣織がこれほどまでに評価されるようになったのでしょうか。その鍵はアメリカの有名建築家ピーター・マリノとの出会いと、新たな生産技術の開発にあります。彼は、従来の12m×36cmという反物サイズから、より幅広で使いやすいジャカード織機を開発するという挑戦を成し遂げました。これにより、海外でも使いやすい製品を提供する基盤を整えました。

しかし、最も挑戦的なプロジェクトは、西陣織を外壁として使用する巨大なドームの製作でした。従来の西陣織では風雨や台風に耐えることが難しく、細尾氏はまず糸の研究に着手。その結果、耐久性と機能性を兼ね備えた新しい素材を開発しました。これにより、外壁としても機能する美しい織物を実現することができました。

膨大な時間をかけたプロジェクト



細尾氏によるこの西陣織ドームの製作には、構想から完成までの2年間という長い時間がかかりました。このプロジェクトは、ただの建築物を作るのではなく、文化遺産を未来へ向けて新たに生み出す試みでもありました。「これまでの挑戦は多くありましたが、今回は特に雲に隠された山を登るような感覚でした」と細尾氏は語ります。

未来に向けたビジョン



完成したドームを見て、細尾氏は感慨深さを抱きつつも、まだ実感が湧かない様子でした。このプロジェクトを通じて、彼は新たな西陣織の可能性を示し、伝統文化がどのように未来へと受け継がれていくのかを考えさせられます。6月4日の「冨永愛の伝統to未来」では、この西陣織ドームの製作秘話や、細尾氏の未来への展望が語られます。

ぜひ、放送をお見逃しなく!彼の挑戦と情熱に触れ、私たちも新しい視点を得ることができることでしょう。公式SNSでは、冨永愛のオフショットも公開中ですので、そちらも要チェックです。


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