水都国際チームが勝利！京都府大会での環境意識を育む挑戦

スポGOMI甲子園2025 京都府大会

2025年10月25日、京都府で開催された『スポGOMI甲子園2025 京都府大会』に参加したのは、3人1組のチームを作った、高校生たちです。全8チームが参加し、制限時間内に規定エリアでごみを拾い、その質と量を競い合いました。この大会の目的は、私たちの生活と海洋ごみ問題の関連性に気づくことにあります。特に海洋ごみの約80%は陸から流出しているとされ、日常生活での意識の重要性が求められています。

イベントの概要

- 日程：2025年10月25日（土）10時00分～12時30分
- 開催場所：御池大橋東詰河川敷（京都府京都市左京区孫橋町川端二条）
- 参加人数：1チーム3名×8チーム＝24人
- 主催：一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
- 運営：海と日本プロジェクトin京都
- 共催：日本財団
- 後援：京都市教育委員会
- 協力団体：京都市まち美化推進課、鴨川を美しくする会

優勝した水都国際高校の挑戦

今回の大会では、優勝したのは水都国際高校の「水都国際」チームです。彼らは、開始早々から積極的にごみ拾いを進め、結果として12.5kgという大きな量を回収しました。その活躍は目を見張るもので、全体のごみの約半分を集める結果となりました。大会中、彼らは「追加のごみ袋をください！」と叫びながら、たくさんのごみを抱えて帰ってきた姿が印象的でした。この大会は、京都での開催が3年ぶりであり、地元の鴨川を舞台にしたことも彼らの気持ちを一層高めていたかもしれません。

京都府大会の結果と収集されたごみの実態

大会全体のごみ収集量は28.46kgに達しました。京都のシンボルである鴨川周辺は比較的クリーンなエリアとされていましたが、参加者たちの活動を通じて、生活ごみに関する問題が浮き彫りになりました。特に、たばこの吸い殻が670gも回収されるなど、環境意識の低さを感じさせる結果となりました。「捨てることが簡単だと思っているのかもしれない」という参加者の声もあり、リサイクルの重要性を再認識させる結果だと言えるでしょう。

優勝チームのコメント

水都国際チームのメンバーは、今回の経験を通じて「普段はごみ拾いや海洋ごみ問題に関心が強かったわけではなかったが、実際に参加してみてスポGOMIの楽しさを体験できた。ごみ拾いがこれほど楽しいものだとは思わなかった」と語りました。このように、自らの意識が変わることで、地域の美化活動に対する積極的な姿勢が生まれました。大会を通じて、彼らは京都府代表として全国大会でも良い成果を出せるようにと決意を新たにしています。

まとめ

スポGOMI甲子園は、ごみ拾いを通じて環境について考える場を提供しています。日本財団スポGOMI連盟は、単なる競技にとどまらず、参加者が地域や世界の環境問題に目を向けるきっかけを与えることを目指して活動しています。今後もスポGOMI甲子園の活動を通じて、若者たちが環境意識を高め、きれいな未来を築いていくことが期待されます。全国大会での活躍にも期待が寄せられています。各チームのさらなる挑戦に注目です。