RUN.EDGEが構築したアナリティクスアライアンス
スポーツ映像分析ツールを提供するRUN.EDGE株式会社が、車いすバスケットボールの名門チーム、神奈川VANGUARDSおよび埼玉ライオンズとの間で「アナリティクスアライアンス」を締結した。このアライアンスは、車いすバスケットボール界全体の競技力向上を目的としており、FL-UXという映像分析ツールを用いてチームのパフォーマンス向上を図る新たな取り組みである。
アライアンス締結の背景
神奈川VANGUARDSは日本選手権優勝6回を誇るトップチームで、埼玉ライオンズもまた、日本の車いすバスケットボール界で非常に高い実力を持つ。これまで両チームはRUN.EDGEが開発したFL-UXを活用し、試合や練習中のプレー映像をリアルタイムで確認するなどして選手のフィードバックを行ってきた。今回のアライアンスにより、これらの取り組みをさらに深化させ、他のチームへと拡大していくことを目指している。
具体的な取り組み内容
1. FL-UXの普及促進
両チームは、FL-UXの利便性をSNSなどで発信し、他の車いすバスケットボールチームや他のスポーツチームにもその有用性を紹介していく。業界のリーダーとしての立場を活かし、アナリティクスの重要性を広める役割を担う。
2. 分析ノウハウの共有
チーム間で得た分析情報やノウハウを共有し、勉強会を通じて具体的な実践方法を他チームに提供することで、車いすバスケットボール界全体のスキル向上を目指す。選手やコーチが自らのパフォーマンスを客観的に評価し、改善点を見出す手助けをする。
3. テクニカルサポート
RUN.EDGEは、FL-UXを導入した他のチームに対して、初期の技術サポートを行う予定だ。これにより、ツールの効果的な利用を促進し、長期的な活用を実現する。
各チームのコメント
神奈川VANGUARDSの球団代表、西村元樹氏は「FL-UXを活用することで、選手一人一人の理解を深め、プレーの質を向上させてきました。このアライアンスにより、競技力をさらに高められると確信しています」 と語る。また、同チームのアナリスト、時末捷司氏は「このアライアンスを通じて、映像分析の文化を根付かせ、業界全体を盛り上げていきたい」と力強く述べた。
埼玉ライオンズのヘッドコーチ、中井健豪氏は、「FL-UXの直感的な操作性が、選手スキルの向上に大いに寄与すると信じています。他チームとのアライアンスを拡げることで、データ分析の重要性が広がっていくことを期待します」とコメントしている。
未来への期待
RUN.EDGEの代表、小口淳氏は、「このアライアンスを通じて、映像分析が持つ可能性を最大限に発揮し、車いすバスケットボール界のレベルアップに寄与したい。」と意気込みを示した。アライアンスの影響は、この先も広がり、スポーツ全体の発展に寄与することになるだろう。今後、両チームがどのようにFL-UXを活用していくのか、そしてアナリティクス文化がどう形成されていくのか、期待が高まる。