平和を願うサッカー
2025-08-12 11:48:44

被爆80年を迎えて広島から発信する平和への思い『PEACE MATCH 2025』

被爆80年を迎えた広島からのメッセージ



2025年は広島にとって特別な年。被爆から80年という節目を迎え、サッカーを通じた平和への願い『PEACE MATCH 2025』が盛大に開催されました。この取り組みは、サンフレッチェ広島が2018年から推進しているもので、8月6日の前後に行われるホームゲームを『PEACE MATCH』という形で位置付けています。今回、その第8回目のイベントが、8月10日(日)の明治安田J1リーグ、清水エスパルス戦で行われました。

平和への思いを胸に、献花・慰霊碑参拝



試合開始前には、サンフレッチェ広島と清水エスパルスの両チームの代表者が共同で献花と慰霊碑参拝を行いました。サンフレッチェ広島の代表取締役社長、久保雅義氏は、サッカーができることへの感謝と、平和の大切さを今後も伝え続ける使命を述べました。また、サンフレッチェのアンバサダーである森崎浩司氏も、平和意識の重要性を選手たちに伝えたと語りました。

清水エスパルスの代表取締役社長、山室晋也氏も、初めての慰霊碑参拝の際に心に刻まれた平和の大切さについて触れました。彼の言葉は、「安らかに眠って下さい、過ちは繰返しませぬから」という表現に深く共鳴していました。

平和への想いを形にする「Peace ボールプロジェクト」



今イベントの一環として行われた「Peace ボールプロジェクト」では、来場者一人ひとりの「平和への思い」を折り鶴に込め、透明なボールに納める活動が実施されました。このボールは、後日広島平和記念公園の原爆の子の像に奉納される予定です。個々の思いを集めることで、より大きな平和へのメッセージが具現化される瞬間でした。

両チームの選手が「平和宣言」



キックオフ直前、サンフレッチェ広島の選手たちは特別なユニフォームを着用し、清水エスパルスの選手はPEACE MATCH特製のTシャツを着て入場しました。そして、両チームの代表選手が「平和宣言」を行いました。サンフレッチェ広島の中島洋太朗選手は、若い世代としての平和の受け継ぎを宣言し、清水エスパルスの住吉選手は、平和な環境でサッカーができることへの感謝と、勇気や感動を与え続ける意志を表明しました。

黙祷の時間と試合の行方



両チームの代表による平和宣言の後、会場全体で1分間の黙祷が捧げられました。この年の試合は、白熱したプレーが続き、スコアレスドローで終了しましたが、試合を通じてスポーツによる平和を体現する素晴らしい時間となりました。

「PEACE MATCH」のフィナーレ



試合後、サンフレッチェ広島とRCC中国放送は、被爆80年を記念して「ピースランタン」イベントを開催。抽選で選ばれた約300名の生徒がピッチ上で平和へのメッセージと共にピースランタンを広島の夜空に浮かべました。また、広島出身の歌手HIPPYさんがテーマソングを披露し、スタジアム全体が“平和”で統一された瞬間が広がりました。

この素晴らしいイベントを通じて、サンフレッチェ広島は「PEACE MATCH」や「PEACE WING HIROSHIMA PROJECT ONE」を通じて、世界恒久平和の実現を目指しています。彼らの言葉、「One Ball. One World. スポーツができる平和に感謝」と共に、未来へとつなげるメッセージを発信し続けることが求められています。


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