エヴァンゲリオンレーシングを支えるリファインバースの挑戦
株式会社リファインバースグループが、2023年よりスーパー耐久シリーズに出場する「エヴァンゲリオンレーシング」への協賛を行っています。この協賛は、エヴァンゲリオンレーシングの15周年を祝う形で行われており、さまざまな層からの支持を受けています。
特に注目すべきは、リファインバースがリサイクル技術を駆使して生み出した高品質ナイロンペレット「REAMIDEⓇ」です。これは、廃車から回収したエアバッグや廃漁網を材料としており、自動車部品への利用を目指しているのです。リファインバースはこの取り組みを通じて、自動車業界での資源循環と持続可能な社会の実現に寄与しようとしています。
協賛の背景
リファインバースグループは、廃車から回収したエアバッグを利用して、リサイクルナイロンペレット「REAMIDEⓇ」を製造しています。このナイロンペレットは、結束バンドなどの製品に使用され、一般のレーシングチームや来場者にも配布されています。昨年から始まった協賛活動は、多くの人々からの好評を得ており、今年は通年での協賛を行うことを決定しました。
REAMIDEⓇの可能性
廃車エアバッグはこれまでほとんど活用されていませんでしたが、リファインバースは独自技術でシリコーンゴムとナイロン生地に分解し、エアバッグのリサイクルを実現しました。愛知県一宮市にある自社工場で再生されたREAMIDEⓇは、結束バンドに姿を変え、循環型社会の推進に寄与しています。全国各地で回収活動を行い、30を超える都道府県でエアバッグ回収網を拡大中です。
エヴァンゲリオンレーシングの活躍
エヴァンゲリオンレーシングは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』とのプロモーションタイアップによって生まれたレーシングチームであり、2010年に設立されました。このチームは、劇中キャラクターのエヴァンゲリオン初号機をモチーフにしたカラーデザインを施したレーシングマシンを使用しており、サーキットでの注目を集めています。次回のレースは「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025」で、モータースポーツ界に新たな風を吹き込む存在といえるでしょう。
リファインバースの未来
リファインバースグループは、サーキュラーエコノミーを20年以上前から推進しており、様々な素材のリサイクルと開発に力を入れています。廃漁網やタイルカーペットを活用した新しい素材の開発に加え、2023年からは新たなバイオ素材「ReFEZER」にも挑戦しています。このように、ビジネスの力を活かして持続可能な社会の実現に貢献する姿勢は、今後さらに高まることでしょう。一方で、エヴァンゲリオンレーシングとの連携を強化し、資源の循環利用を図る取り組みが今後の重要なテーマとなると期待されています。
リファインバースグループのチャレンジとエヴァンゲリオンレーシングの活躍に、ますます目が離せません。