シネマ歌舞伎『曽根崎心中』
2026-03-24 13:28:18

映画館で楽しむシネマ歌舞伎『曽根崎心中』の舞台挨拶をレポート

シネマ歌舞伎『曽根崎心中』完成披露上映会の舞台挨拶



2026年4月10日(金)より全国54館で公開予定のシネマ歌舞伎最新作『曽根崎心中』の完成披露上映会が、京都のMOVIXにて行われました。この作品は、父・坂田藤十郎と共に登場する中村鴈治郎が徳兵衛役を務め、さらにシネマ歌舞伎版の編集にも携わっています。舞台挨拶には、鴈治郎に加え、南座公演「曽根崎心中物語」でお初・徳兵衛役を演じる中村壱太郎も登壇し、会場は多くの観客で埋まりました。

ゲストは色紋付の袴姿で現れ、鴈治郎は「『曽根崎心中』がシネマ歌舞伎として世に届けられることを、父も喜んでくれるに違いない」と嬉しさを語りました。一方の壱太郎も、「今日で3回目の『曽根崎心中』です。祖父が一番喜んでいると思います」と感謝の気持ちを述べました。

祖父からの教え



壱太郎は、自身が19歳の時に初めて祖父・藤十郎から稽古を受けた思い出を振り返り、「祖父は、『1400回やっていても毎日初めての気持ちになる』と教えてくれた」としみじみと語りました。その中で、演目「曽根崎心中」に関する細やかな仕草や、キャラクターの表現についての具体的な技術も教わったとのことで、彼にとってその経験は非常に大切なものでした。

映画『国宝』との関わり



中村鴈治郎は、彼らが現在主演する映画『国宝』の役作りについて触れ、「この『曽根崎心中』が、横浜流星さんや吉沢亮さんにとっての手本であり、映像が今回の映画化のきっかけになった」と明かしました。このように、シネマ歌舞伎は新たな世代にも影響を与えていると言えるでしょう。

シネマ歌舞伎ならではの魅力



壱太郎によると、「シネマ歌舞伎では音のクオリティも画質も素晴らしく、現代の技術で再編集され、非常に美しい映像が生まれている」とのこと。特に彼が触れた「道行」の場面では、祖父や父の動きや表情を間近に体感できるため、その魅力は観客にとって新たな体験となるでしょう。

さらに鴈治郎は制作に携わった経緯から、シネマ歌舞伎版について「最高の映像に仕上がった」と自身の満足感も表し、観客にその再編集を通じて届けたく思っている様子でした。

未来への期待



最後に壱太郎は、「この映画がヒットすれば、また舞台で『曽根崎心中』を楽しむことができる日が来ると信じている」と力強く言い切りました。それを受け、鴈治郎も「父・坂田藤十郎の姿が映像として残り、多くの方にお届けできることを喜んでいる」と語り、観客の期待を高めました。

親子の軽快なやり取りと共に語られた舞台挨拶は、感動とともに技芸の伝承を感じさせるもので、観客からは大きな拍手が贈られました。これからも歌舞伎が多くの世代に渡って愛され続けることを願います。こちらのシネマ歌舞伎『曽根崎心中』は、ぜひ4月10日から映画館でお楽しみください。


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