演劇「きおくの森」
2025-03-04 08:47:38

福島の子どもたちが描く未来の希望、演劇「きおくの森」東京公演開催

福島の子どもたちが描く希望の物語、演劇「きおくの森」



福島県大熊町によるアートパフォーマンス公演「きおくの森」が、2025年3月26日に東京・渋谷のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて一日限定で開催されることが決まりました。この公演は、東日本大震災の影響で避難を強いられた大熊町の子どもたちが、新たな一歩を踏み出すための勇気と希望を表現したものです。

この演劇は、福島県大熊町の子どもたちと、町の復興に向けたアートパフォーマンスを通じて繋がっている人々によって作り上げられました。特に新設された「学び舎ゆめの森」に通う子どもたちが中心となり、自身の経験や思いを織り込んだオリジナルのストーリーで構成されています。作品のテーマは「生きる」という普遍的な試練です。観客の皆さまには、子どもたちが希望を持って生きる姿をご覧いただけることでしょう。

公演の背景


福島県大熊町は2011年の東日本大震災以降、全町避難を余儀なくされ、多くの困難と向き合いながらの復興作業を続けています。2019年の一部避難指示解除以降は、町の再生に向けた活動が盛んになり、2023年には新たに「学び舎ゆめの森」が設立されました。ここでは、認定子ども園と義務教育学校が一体となった教育が提供されており、子どもたちが73名にまで増加しています。

初の東京公演に向けて、出演者たちの初顔合わせや読み合わせも行われました。公演では、都会の少女を演じるあやのちゃんと、月光の少女とも呼ばれるときかちゃんが中心となって物語が展開します。二人はそれぞれ異なる背景をもつキャラクターを演じ合わせ、舞台上で紡がれるストーリーに深みを与えていきます。東京から参加するときかちゃんは、短期留学を通じて学び舎ゆめの森の子どもたちと共に生活し、稽古に励んでいます。

演目の歴史と公演の内容


今回の「きおくの森」は、これまでの公演を経てさらにパワーアップした作品です。2023年の初演以来、さまざまな経験を積んだ子どもたちが表現の幅を広げ、より深みのあるパフォーマンスが期待されています。

物語の舞台は、都会に引っ越してきた少女と、悲しみを抱えた過去の男との不思議な出会いであり、そこから生まれる感動的なストーリーが描かれます。舞台には歌やダンスが盛り込まれ、さらに大熊町の伝統芸能である鹿舞も披露される予定です。こうした多彩な表現が、観客の心に響くことでしょう。

いよいよ公演へ向けて


公演の詳細は以下の通りです。
  • - 日時: 2025年3月26日(水)14:00 / 18:00(開場はそれぞれ13:00 / 17:00)
  • - 会場: こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都渋谷区代々木2-12-10)
  • - チケット: S席3000円、A席2000円、学生1000円、小学生以下は無料(数量限定)
チケット購入はこちらから!

最前列のS席は即日完売していますが、その他の席にはまだ余裕があります。ぜひ、この感動の物語にご参加ください。

大熊町の復興の象徴ともいえるこの舞台に、ぜひ足を運んでください。未来を見据えた子どもたちの力強いメッセージを、皆で楽しみましょう!


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