冬を守るPOWチケット
2025-08-25 10:14:47

寄付付きスキー場リフト券「POWチケット」が全国へ、冬の自然を守る取り組み

冬を守るための新たな選択肢「POWチケット」



「POWチケット」とは、スキー場でリフト券を購入する際に寄付を選ぶことができ、その寄付金が全額、各スキー場のサステナブルな取り組みに活用されるリフト券のことです。この仕組みにより、スキーヤーやスノーボーダーは、自らの行動を通じて冬の自然環境を守るための具体的な支援を行うことができます。2024-25シーズンには、スキー場への寄付が合計1,196人の滑り手から集まり、再生可能エネルギーの導入や森林整備など、確かな成果につながりました。

2025-26シーズン、さらなる拡大



本シーズン、新たに名寄ピヤシリスキー場(北海道)や網張温泉スキー場(岩手)、かたしな高原スキー場(群馬)、戸隠スキー場(長野)の4つのスキー場が「POWチケット」を導入しました。これにより、スキー場は全国11箇所、5都道府県に広がります。各スキー場では、電力の再生可能エネルギーへの切り替えや、照明のLED化、適切な森林整備によるCO2吸収量の増加など、持続可能な運営を目指しているのです。

スキー場と滑り手が共に作るムーブメント



寄付は、「好きなスキー場で滑り続けたい」と願う滑走者たちの思いを具体化する方法です。例えば、かたしな高原スキー場では、調理で出た野菜くずを肥料化し、地域の子どもたちと共にコンポスト作りのイベントを計画しています。また、名寄ピヤシリスキー場は、全てのゲストが利用する第一ペアリフトの電力を再生可能エネルギーに切り替えます。

さらに、網張温泉スキー場では、「網張再エネ100チャレンジデー」と題して、2026年1月に全リフトの電力を再エネに切り替える挑戦を行い、参加者とともにその内容を共有します。戸隠スキー場も、圧雪車の導入やリフトの再エネ電力化に取り組んでおり、環境に優しいスキー場づくりを進めています。

去年の成果と今後の展望



2025-26シーズンは、滑り手が「今後の冬の自然を守るために何ができるか」を考え、アクションを起こす機会を提供します。また、シーズン終了後には寄付金額と施策の成果を公表し、今後もサステナブルなリゾートの輪を広げる活動を続けていきます。POW JAPANは、共に未来のスキー場を作る仲間を増やしていくために、さまざまな取り組みを支援していく予定です。

POW JAPANについて



POW(Protect Our Winters)は、気候変動によって影響を受ける冬の環境を守るための運動の一環として、2007年に米国で設立されました。日本では2019年から活動が始まり、スキーやスノーボードを愛する仲間たちと共にサステナビリティの重要性を広めています。気候危機に立ち向かうこの取り組みは、今後も拡大し続けることでしょう。


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