無名の劇場に響く感動のメッセージ
日本のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』が、2025年9月11日に通算5000回公演を達成しました。この劇場は、京都市中京区に位置する専用劇場です。この記録は、日本のオリジナルコンテンツとしては初めての快挙であり、国内でもロングラン作品の数では5位にあたります。ただし、世界的な視野で見ると、ブロードウェイにおいても『ライオン キング』や『ウィキッド』に次ぐ記録に該当します。
『ギア-GEAR-』は、2010年に文化庁の支援を受けたトライアウトから始まり、リニューアルを重ねて2012年4月に正式にロングラン上演が開始されました。それ以来、34万9千人以上の観客がこの舞台を楽しみ、80カ国以上から訪れる観客を魅了しています。店舗や観光地としても評価が高く、特にGoogleやTripadvisorでは高い評価を獲得しています。
日本発のオリジナル舞台
この作品は、演劇、ミュージカル、サーカスのいずれにも属さない新感覚の舞台です。97.2%の観客が「面白かった」と評価しており、言葉を一切使わない表現技法が特徴です。動きや表情、音楽と映像が融合することで、魅力的なストーリーが生まれ、年齢や国籍を問わず多くの人々が楽しめる内容になっています。
また、舞台のセットや仕掛けは洗練されており、日替わりで出演するキャストは32名に上ります。これにより10000通り以上の組み合わせが可能で、同じ公演でもキャストによって異なる印象を与えます。このため、何度も足を運ぶリピーターも多く、観劇体験の深さを提供しています。
観客からの感想
海外の観客からも高く評価されている『ギア-GEAR-』。ブロードウェイで活動するミュージカルの作家からは「最高のショー」との声も寄せられ、舞台の演出、照明、ストーリー全てが絶賛されています。観客はこの舞台が日本らしさを残しながら、現代的で革新性を持ち合わせていると称賛。
このような反響を受け、作品のテーマである「人間とは何か」といった問いかけが新たな意味を持ってきているようです。
プロデューサーの思い
5000回の公演を達成した記念に、総括プロデューサーの小原啓渡氏がコメントを寄せました。「ギアは、AI時代における人間の存在意義について問う作品です。私たちが何を大切にし、どのように共存していくかを一緒に考えたい」と述べ、その深いテーマを見つめる姿勢が印象的です。
キャストの思い
出演キャストたちもこの作品に携わることへの感謝を表明しています。兵頭祐香さんは「5000回という数字は仲間と観客の思いが大きく凝縮されたもの」と語り、参加者全員の努力の結晶としてこの達成感を語りました。役者たちの思いが、今後のステージへと繋がることを願っています。
今後の公演情報
『ギア-GEAR-』の公演は2025年12月31日までのロングランで、平日14:00と19:00、土日祝日には13:00と18:00の公演があります。S席は7200円からの料金設定で、誕生月プランや学割もあり、観客が参加しやすい工夫が備わっています。
本作品は、ノンバーバルシアターの新たな領域を切り拓き、人々に感動を提供し続けることでしょう。これからも『ギア-GEAR-』の動きを見逃さないでください。