YOSHIKIがHegraで刻んだ新たな伝説
YOSHIKIが11月20日にサウジアラビアのユネスコ世界遺産「Hegra」で開催された「Hegra Candlelit Classics」に出演し、歴史的なコンサートを行いました。この公演は、日本・サウジアラビア国交70年の節目となる特別な日であり、YOSHIKI自身の誕生日でもありました。サウジアラビアで日本人アーティストとして初めてHegraに立つという栄誉を手にしたYOSHIKIは、技術的な問題を乗り越え、術後初のフルコンサートを実現しました。
この公演には、サウジアラビアの王室関係者や駐サウジアラビア日本国大使をはじめとした多数の要人が来場しました。YOSHIKIの演奏に対して「度肝を抜かれた」「涙が溢れた」といった感動の声が寄せられ、そのパフォーマンスは深い感銘を与えました。サウジアラビア側もYOSHIKIの音楽的才能を高く評価し、文化芸術の分野の重要なアーティストとして彼を招待したとのことです。
舞台となった「Hegra」は、約2000年前に建てられた古代墳墓群で、サウジアラビア初の世界遺産として名を馳せています。これまでにアンドレア・ボチェッリやルドヴィコ・エイナウディといった著名アーティストしか立つことが許されなかったこの聖地で、YOSHIKIは数千本のキャンドルが揺らめく中、その音色を響かせました。「紅」の演奏によって古代遺跡が真紅に染まり、歴史と音楽が見事に調和した瞬間は観客を魅了しました。
プログラムの中では、YOSHIKIが新曲「LARMES」を初披露し、その情感豊かな音色が会場を包み込みました。また、8月に完成したばかりの新曲「THE SEINE」や「ENDLESS RAIN」「紅」「ART OF LIFE」といったお馴染みの名曲も演奏され、全12曲が披露されました。
さらに、この公演では世界的トランペッターのイブラヒム・マーロフとの共演も実現。開演数時間前に共同制作した新曲「ALULA」がサプライズで演奏されると、YOSHIKIのピアノとトランペットが見事にハーモニーを奏で、古代遺跡を舞台にした音楽の対話が生まれました。この共同制作の瞬間に対し、観客は息を飲むほどの感動を覚えました。
YOSHIKIはこの歴史的な瞬間に心から感謝の言葉を述べ、「ここにいられることを本当に光栄に思います」と笑顔で語りました。この公演前日には、外務省が認定した「日本・サウジアラビア王国外交関係樹立70周年事業」の一環としてトークセッション「Yoshiki at AlUla Music Hub」が開催され、音楽と文化芸術を通じた交流の促進についての意見交換が行われました。
今回の公演とその一連のイベントは、YOSHIKIが日・サウジアラビア間の文化交流の架け橋となる重要な役割を果たしたことを証明しています。公演後、YOSHIKIは「皆さんがいてくれたから今日ここに立つことができた」と語り、音楽が持つ国境を超えた力を強調しました。
YOSHIKIのパフォーマンスが響いた一夜は、彼の新たな歴史の始まりを告げる特別な瞬間となりました。次回のパフォーマンスにも注目が集まります。
セットリスト
1. ALULA feat IBRAHIM
2. TEARS
3. AMETHYST with BEVERLY
4. 紅
5. MIRACLE with ASHLEY
6. LARMES
7. SWAN LAKE
8. THE SEINE with ASHLEY
9. RED SWAN with BEVERLYs
10. REQUIEM
11. ART OF LIFE
12. ENDLESS RAIN
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