NTTの自動運転実証フィールド「Co-Creation Hub」が始動
2026年6月1日、NTTモビリティ株式会社は自動運転実証フィールド「Co-Creation Hub」を稼働開始し、その実証スケジュールを発表しました。このフィールドはNTT武蔵野研究開発センター周辺の公道を含むエリアに設置され、自動走行技術の実証を行う場として機能します。
自動運転技術の進展に向けた背景
近年、自動運転技術の開発は急速に進んでおり、その社会実装の動きも世界中で加速しています。特に日本では、ドライバー不足や高齢化といった課題が深刻であり、自動運転サービスへの期待が高まっています。NTTモビリティは、これらの問題解決に向けて、以下の3つの目的を掲げて新しい実証フィールドを設立しました。
1.
自動運転の安全性の確保と向上
2.
自動運転車両の遠隔監視・管制の効率化
3.
自治体や交通事業者による自動運転サービスモデルの構築
これにより、社会における自動運転サービスの認知度と信頼性が高まることが期待されています。
多彩な運行実証内容
「Co-Creation Hub」では、様々な公道ルートでの運行実証が行われます。繁華街や住宅街など多岐にわたる場所での走行品質と安全性向上にも力を入れています。
運行する車両は、トヨタ自動車株式会社のモビリティサービス専用バッテリーEV「e-Palette」や、ミニバン「シエナ」をベースに改造したモデルがラインナップされます。
さらに、遠隔監視・管制技術の高度化を目指し、複数の車両を同時に監視・管制する実証も行われます。この際には、高信頼通信の実現に向けた検証も行われる予定です。また、スマートポールの設置とそれに基づく車両との協調実証も実施され、死角リスクの低減や異常検知機能の向上が目指されます。
すでに始まりつつある社会実装へ
NTTモビリティは、これまでも地域の交通課題解決に向けたさまざまな実証に取り組んできました。このような活動を通じ、国内自動運転技術の実用化を加速させる努力がなされています。
自社の技術的側面だけでなく、自治体や交通事業者との連携を深めることで、より安定した自動運転サービスの社会実装を目指しています。
2025年12月に設立されたNTTモビリティは、グループ全体の技術と知見を結集し、自動運転の実用化をより一層推進していく予定です。
この新たな実証フィールドが、地域交通に与えるインパクトは計り知れません。自動運転技術の発展とともに、私たちの未来の交通が大きく変わることに期待が高まります。