LBECが目指す未来
2026-07-29 07:37:23

新たなエンターテインメント市場「LBEC」が目指す未来とは

新たなエンターテインメント市場「LBEC」が目指す未来とは



最近、アソビュー株式会社、株式会社STYLY、およびKDDI株式会社の共同設立により、「Location-Based Experiences Consortium(LBEC)」が発足しました。このコンソーシアムは、2026年までにXR(拡張現実)技術を活用したLBE(ロケーションベースエンターテインメント)市場を形成し、流通基盤の整備を目指しています。

LBECの目的とは?


LBECの設立目的は、LBE市場の発展と流通の促進です。LBE市場は、「その場所でしかできない体験」を提供し、年平均成長率22.9%と予想されています。特に商業施設や駅、映画館などリアル空間を持つ事業者にとって、LBEは新たな集客機会を提供するものとして大いに期待されています。

さらに、LBECには25社が参加し、エンターテインメントだけでなく、不動産、鉄道、金融など幅広い業種から参画しています。これにより、共通のガイドラインを定めることで、効率的な流通基盤を築くことを目指しています。2030年までに、LBECを介して150億円規模の市場形成を目標に掲げています。

市場の背景と期待される課題


グローバルなLBE市場は急速に成長しており、例えば、米国のSandbox VRは累計売上高2億米ドルを超えています。Netflixは「Netflix House」という新たな体験施設を展開中です。このように、主要な映像産業がLBEへ積極的に投資している状況です。消費者のニーズが物理的な商品から体験へと移行する中、新しい支出の流れが作られています。

ところが、LBEコンテンツを導入する上での課題も多く存在します。施設ごとの差異により、導入条件の確認や調整が個別に必要となるため、相互のコミュニケーションに大きなコストが発生してしまいます。この点に関しては、過去の映画産業の成功を参考にした共通規格の整備が重要です。LBECがその役割を果たすことを目指します。

LBECの具体的な取り組み


LBECはまず、ロケーションの環境条件や、コンテンツの要件を整理し、ガイドラインの策定に取り組みます。この仕組みにより、導入時の調整コストを削減し、コンテンツの流通を円滑に進めるための基盤を築いていく予定です。

次のステップでは、各種施設で具体的にどのようなLBEコンテンツが展開できるかを実証し、導入のプロセスを加速します。今後の展望としては、海外の優れたLBEコンテンツの日本展開や、日本発のコンテンツを海外市場へ広める動きが期待されます。

LBECの運営に関するコメント


現状、業種を問わず多様な企業がLBECに参加しており、今後もさらなる拡大が見込まれています。株式会社STYLYのCMOである渡邊遼平氏は、業界の垣根を越えた共通ガイドラインの必要性を強調し、市場形成の基盤を築く意気込みを示しています。また、KDDIの川本大功氏も、技術やルールを整備することの重要性を語り、LBECの活動が日本のLBE市場を盛り上げ、支える文化となることを願っています。

このように、LBECは「その場所でしかできない体験」の実現に向けた大きな一歩を踏み出しました。LBE市場の発展は、都市や地域経済の活性化へとつながり、今後の可能性に注目が集まります。


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