白石和彌監督、海外映画製作を目指して新たな一歩
映画監督の白石和彌氏が、アメリカの大手エージェンシーUTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)との契約を発表しました。この契約は、今後の彼のキャリアに大きな影響を与えると期待されています。白石監督は国内だけでなく、海外市場での映画製作にも挑戦する意向を示しています。
新たなエージェントパートナーシップ
彼のエージェント業務は、これまで有限会社フラミンゴが担っていましたが、契約終了をもって株式会社K2 Picturesに移行することが決定されました。この契約は2023年1月31日付けで締結され、K2 Picturesは今後、白石監督が新たな挑戦をするためのサポートを行います。
白石和彌の経歴
白石和彌監督は1974年に北海道旭川市で生まれ、若松孝二監督に師事しました。2010年には映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビューを果たし、その後の作品『凶悪』では多数の映画賞を受賞し、一躍注目を浴びます。特に、2021年に公開された『孤狼の血 LEVEL2』では、第45回日本アカデミー賞で13部門にノミネートされるなど、その才能が高く評価されています。
昨年は『碁盤切り』やNETFLIXシリーズ『極悪女王』を含む三作品を公開し、幅広いジャンルでの制作を行ってきました。
今後の展望と感謝の言葉
彼は「光栄にもUTAさんから声をかけて頂き、自分自身に可能性があるのならワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました」とコメントしています。また、これまでのサポートに感謝しつつ、今後も映画作りに邁進する意向を示しています。
「残りの人生も真摯に映画作りに邁進し、多くの方に楽しんで頂ける作品を作っていけるように精進します。よろしくお願いします」と締めくくり、大きな想いを抱いています。
K2 Picturesについて
K2 Picturesは東京都目黒区に位置し、映画や映像の製作及び制作請負を行っている企業です。代表取締役の紀伊宗之氏が率いるこの会社は、白石監督の新たな挑戦を全力で支援することを約束しています。映画業界全体が注目する中、白石和彌監督がどのような新しい作品を世に送り出していくのか、期待が高まります。