沖縄で体感する観客参加型のピアノ激闘『ピアノ・バトル』の魅力
クラシック音楽の常識を覆す、観客参加型のエンターテインメント『ピアノ・バトル』が沖縄にやってきます。この斬新な企画は、2人のピアニストがそれぞれ持ち曲を演奏しながら観客の反応を楽しむという趣向で、観客自身が勝敗を決める独自のシステムが特徴です。2人のピアニスト、ポール・シビスとアンドレアス・カーンが、クラシック音楽の名曲を体感できる絶好の機会です。
この公演は、2010年に香港で始まり、以来世界中で大人気を博しています。ドイツの音楽祭やベルリン・フィルハーモニーでの演奏など、確固たる地位を築いてきた彼らは、これまでに25万人以上の動員記録を誇ります。この成功の背景には、演奏者二人の息の合った美しいメロディと、ユニークな楽しさが詰まっているのです。
出演ピアニストのプロフィール
ポール・シビス(Paul Cibis)
ドイツのハノーファーやベルリンでピアノを学んだポールは、若くしてその才能を発揮しました。彼はフランス音楽に特化し、ドビュッシーの作品集をリリースしています。また、音楽ドキュメンタリー『ピアノ・マニア』では音楽監修を担当し、国際ドキュメンタリー賞を受賞しました。彼の好きな作曲家はショパンで、地球上で最も愛する場所は自宅だと語ります。
アンドレアス・カーン(Andreas Kern)
南アフリカ出身のアンドレアスは、ドイツでピアノを学び、ソリストとして国際的に活躍しています。彼は俳優やダンサーとのコラボレーションにも積極的で、音楽番組『アート・ラウンジ』のホストとして名を馳せました。彼の好きな作曲家はシューマンで、好きな作品はバッハの「ニ長調のピアノ協奏曲」です。
このふたりのピアニストによる趣向を凝らしたプログラムの中で、観客は音楽を聴きながら、彼らのパフォーマンスを楽しむだけでなく、リアルタイムで勝者を決めることができるのです。
プログラムの概要
公演では、様々なバトルが連続して行われます。最初の対決は、ポールが得意とするショパンの「エチュード」と対するアンドレアスのスクリャービン「エチュード」。次に続く名曲対決では、ポールがシューベルトの「幻想曲」、アンドレアスがドビュッシーの「月の光」を披露します。個性的な音楽の解釈をされる双方の演奏に観客は感情を揺さぶられることでしょう。
また、現代音楽の対決も稀少で、ポールがリゲティの「リチェルカータNo.1」、アンドレアスがエッケルトの「ワン・マン・バンド」を選曲します。さらには、名曲「月光ソナタ」の対決や、人気曲メドレーが続き、最後はムソルグスキーの「展覧会の絵」でフィナーレを飾ります。
開催日時と場所
この特別な公演は、2025年11月3日(文化の日)に沖縄コンベンションセンターの劇場棟で開催されます。昼の5時からの開演で、観客の期待感が高まる中、特別な体験が待っています。
チケットは、S席からB席まで用意されており、全席税込みであらかじめ販売中です。参加資格は未就学児は入場不可となっているので注意が必要です。チケットは、チケットぴあやイープラスなど複数のプレイガイドで購入可能です。
この『ピアノ・バトル』沖縄公演は、単なる音楽会を超えた、観客との一体感を楽しむ新しいエンターテインメント体験になることは間違いありません。ぜひチケットを手に入れて、素晴らしい音楽と共に忘れられないひとときを味わいましょう。