歌舞伎の魅力溢れる特別放送をCS衛星劇場で!
9月、CS衛星劇場では平日午後4時からの歌舞伎特集が放送されます。特筆すべきは、3作品がテレビ初放送されること。この機会に、伝統芸能である歌舞伎の深い魅力に触れることができます。
『文七元結物語』
初めに紹介するのは『文七元結物語』です。この作品は、映画監督の山田洋次が歌舞伎座で初めて演出を手掛けた人情噺です。左官職人の長兵衛(中村獅童)は博打好きが災いし、立ち行かない暮らしを送っています。妻のお兼(寺島しのぶ)との間には争いが絶えず、物語は娘のお久が吉原に身を売る決意をするところから始まります。彼女の純粋な想いに感動した女将お駒が、長兵衛に50両を貸し与えると、家計への危機感を抱いた長兵衛は心を入れ替えようとします。道中、身投げしようとしている若者、文七と出会うことで物語は大きく動き出します。この新しい解釈のもと、江戸の市井に生きる人々の心の機微を描いた温かいストーリーをぜひお楽しみください。
放送日: 9月1日(火)午後4:00~
出演者: 中村獅童、寺島しのぶ、坂東新悟など
『二條城の清正淀川御座船の場』
次にご紹介するのは、松本白鸚扮する加藤清正が主人公の『二條城の清正』です。徳川家康による豊臣家の取り潰しの危機を切り抜けるために、清正と豊臣秀頼(市川染五郎)の対面が描かれます。船上での交わされる言葉には、恩と愛が滲み出ており、主従の間に育まれた深い絆が素晴らしいドラマを生み出します。歴史的背景を理解しながら、演じられる二人の心情に思いを馳せるのも一つの楽しみです。
放送日: 9月1日(火)午後5:30~
出演者: 松本白鸚、市川染五郎、松本錦吾
『太刀盗人』
最後にお届けするのは軽妙なコメディ要素満載の『太刀盗人』です。原作は能や狂言に触発された作品で、田舎者の万兵衛から黄金の太刀を盗んだ九郎兵衛(尾上松緑)の騒動が描かれています。太刀の持ち主を見極めるためのやり取りが笑いを誘い、観客を楽しませてくれます。二人のキャラクターが生き生きと描かれており、見る者を引き込む力強さがあります。
放送日: 9月2日(水)午後4:00~
出演者: 尾上松緑、中村鷹之資
これらの作品は、伝統的な手法と現代的な感覚が見事に融合した新たな歌舞伎の姿を感じさせてくれます。CS衛星劇場が贈る歌舞伎の世界をぜひご堪能ください。
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