走るインフラ - ナッツによるセブ北部地震支援活動
2025年9月30日に発生したフィリピン・セブ島北部地震に対して、日本最大級のキャンピングカー製造会社である株式会社ナッツが行った支援活動は、彼らの持つ「走るインフラ」としてのキャンピングカーの機動力を活かしたものでした。本社を福岡に置くナッツは、2013年にセブ島に製造工場を設立し、国内外でキャンピングカーの製造と販売を行っています。今回は、この支援活動の詳細とナッツの取り組みをお伝えします。
支援活動の流れ
震災発生後約半年にわたり、ナッツは被災地域の早期復旧を目指し、数回にわたって支援活動を実施しました。その中で特に注目すべきは、以下の三つの活動です。
1. 緊急物資支援
地震発生から4日後の2025年10月3日、ナッツはキャンピングカーを活用し、被害の甚大な地域への物資輸送を行いました。なお、道路の状況は非常に厳しく、約8時間をかけて現地に到着。食料品を約200名の被災者に届けることができました。ボランティアとして参加したスタッフとの連携もあり、迅速な支援が実現しました。
2. メディカルミッション
次に、2026年3月2日にはセブ州マンダウエ市で、震災の影響で通院が困難になった住民を対象に無料の医療診療を実施。4名の医師と共に約230名の患者に対し、糖尿病の診療を中心とした医療支援が行われました。
3. 学童保育所の再建
震災によって被害を受けた学童保育施設の再建支援も重要な要素です。2026年4月11日、ナッツはセブ州サンレミジオ市で、約60名の児童が通う保育施設の再建作業を実施しました。建屋の改装に加えて、水道や電力のインフラ復旧も行い、多くの子供たちに安心して学ぶ場を提供しました。
現地スタッフの感想
これらの活動を通じて、ナッツの現地スタッフは「キャンピングカーの機動性が支援活動において非常に有効であることを再認識しました」と語ります。被災者の笑顔を見ることで、活動の意義を実感し、さらなる地域貢献への意欲も高まったと話しています。活動を続けることで新たなつながりが生まれ、自治体主導の支援活動への協力や、現地での新たなビジネス展開へと繋げていく考えです。
ナッツの社会貢献への思い
ナッツはこれまでも日本国内での災害支援に取り組み、各地で様々な支援活動を実施してきました。このような支援の積み重ねが、今後の活動の糧となります。キャンピングカーの特性を生かし、災害・復興支援だけでなく、地域社会への貢献を続けることがナッツの目指す姿です。
会社概要
株式会社ナッツは、国内シェアNo.1のキャンピングカー専門メーカーです。福岡を拠点に、国内外の工場で年間1,200台のキャンピングカーを生産しており、全国各地にアフターフォロー体制を整えています。また、社員専用のレンタルキャンピングカーも所有し、レジャーだけでなく多様な用途で活用されています。未来のキャンピングカー文化を創造するため、常に進化を続けている企業です。
特に、災害時に活用できる車両を保有することで、その重要性を痛感したナッツは、これからも「この国にキャンピングカーというカルチャーを!」というスローガンのもと、活動を広げていくことでしょう。