新たな強化体制で挑む柔道日本代表選手団
2028年ロサンゼルスパラリンピックに向け、柔道日本代表は新たな強化体制を整えました。これにより、2024年のパリパラリンピック以上の成果を目指す意気込みが感じられます。強化委員会の長を務めるのは、上水研一朗氏(学校法人東海大学)。彼の監督のもとで、選手たちが一丸となり、目標達成に向けて努力しています。
新しい顔ぶれ
新強化体制においては、多くの経験豊富な人材がチームを支えます。副委員長には田村昌大氏(学校法人國學院大學)が就任し、情報・戦略部門は鈴木利一氏(NPO法人JUDOs)が担当しています。男子監督には谷井大輝氏(日本製鉄株式会社)、女子監督は現在調整中ですが、コーチには田知本遙氏、増田沙由美氏(全日本柔道連盟)、安松春香氏(九州旅客鉄道株式会社)などが名を連ねています。
トレーナーとしては石井真悟氏(湘南ウィズ接骨院)が選手の健康管理を担当し、パーソナルコーチに田邊智彦氏(株式会社リベルテ)が加わることにより、選手のパフォーマンス向上に貢献する体制が整えられています。また、チームドクターの尾崎大也氏(武蔵浦和整形外科内科クリニック)やクラシファイアの辻拓也氏(つじ眼科)も要所で重要な役割を果たします。
強化指定選手の紹介
新たに強化指定選手に選ばれた男子選手は、以下の6名です。
- - 瀬戸勇次郎(九星飲料工業株式会社)
- - 櫻井徹也(日本オラクル株式会社)
- - 加藤裕司(伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社)
- - 松本友和(高場クリニック)
- - 佐々木嘉幸(ディーエイチエルジャパン株式会社)
- - 兼田友博(青森県立青森第一養護学校)
女子選手は以下の7名です。
- - 廣瀬順子(SMBC日興証券株式会社)
- - 半谷静香(トヨタループス株式会社)
- - 小川和紗(伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社)
- - 西村淳未(シンプレクス・ホールディングズ株式会社)
- - 工藤博子(シミックウエル株式会社)
- - 土屋美奈子(シンプレクス・ホールディングス株式会社)
- - 藤原由衣(モルガン・スタンレー・グループ株式会社)
- - 石井亜弧(アスメディックス株式会社)
世界選手権へ向けた準備
2025年5月には、アスタナで開催されるIBSA JUDO world championshipsに向けた派遣対象選手も発表されました。男子選手では、瀬戸勇次郎(J2-70㎏級)、櫻井徹也(J2-70㎏級)が選ばれました。女子選手には、廣瀬順子(J2-60㎏級)、半谷静香(J1-52㎏級)、小川和紗(J2-70㎏級)、西村淳未(J2-70㎏級)、工藤博子(J2-60㎏級)といった実力者が名を連ねています。
選手たちがどのような挑戦を繰り広げるのか、そして新体制のもと、柔道日本代表がどのような成果を残すのか、今後が非常に楽しみです。
お問い合わせ先
この新強化体制に関する詳細は、NPO法人日本視覚障害者柔道連盟へお問い合わせください。担当者は若林です。電話番号は03-3811-5800、FAX番号は03-3811-5801、E-mailはjudob@joy.ocn.ne.jpです。