日本初の自動車用雹カバーが登場
近年、日本は史上類を見ない規模の雹災害に見舞われており、その影響で多くの自動車が被害を受けています。特に2023年には群馬県で発生した雹により、大手損保会社が280億円もの損失を記録するなど、多くの人々がその被害に悩まされています。このような状況に一石を投じる形で、株式会社WazaCoverが新たに開発した自動車用雹カバーの発売を発表しました。
雹害を軽減する衝撃緩衝材
WazaCoverの自動車用雹カバーは、野球ボール大の雹から車体を守ることができる衝撃緩衝材を使用しており、その効果が期待されています。実際、群馬県の2万人に雹カバーを試験的に配布したところ、その有効性が報告されています。これにより、雹アラートが発令された際にサッと車にかけることで、効果的に雹害から保護することが可能です。
新会社設立の背景
2024年12月20日、WazaCoverは設立登記を完了した新しいスタートアップです。全ての役員が現役の大学生で構成されており、その若い視点から新しい技術を開発しています。日本の技術、「WAZA」を世界に広めることを目指しており、今後は自動車だけでなく、航空機用のカバーも展開していく予定です。
発売記念展示会のご案内
自動車用雹カバーの発売を記念して、展示会を開催することが決定しました。
日時: 2025年1月7日(火) 9:00〜14:00
会場: JU埼玉オートオークション(株)
埼玉県さいたま市岩槻区笹久保新田田中谷535
詳細は
こちら。
展示会では、軽自動車用(N-BOX、タント、スペーシア等)及びコンパクトカー用(AQUA、FIT、NOTE等)の2種類の雹カバーが展示されます。衝撃緩衝材の強さや耐風性、簡単な装着方法などが体験できる機会です。
WazaCoverの技術背景
WazaCoverでは、雹カバーの開発において、試作と工業試験を重ねてきました。異なる3種類の素材を組み合わせることで、雹の衝撃を300N(30kg)以下に抑えることを可能にしました。さらには、3層構造の緩衝材を用いることで、自動車の外装を効果的に守ることができる自動車カバーが完成しました。
このように、WazaCoverは既に12回もの試作を経て、確かな技術を確立してきました。試験結果は全て基準値をクリアし、自信を持って市場へと展開する準備が整っています。
まとめ
雹害は自然災害の中でも唯一、対策が可能な災害と言われています。WazaCoverは、雹カバーの開発を通じて、この災害に対抗する取り組みを進めています。自動車の雹害を軽減する新しい技術にぜひご注目ください。そして、展示会にも足を運んでみてください。未来の自動車保護が、この場所で体験できるかもしれません。