ヨコオが「JAPAN BUILD OSAKA 建設DX展」に初出展！新技術で現場効率化を実現

株式会社ヨコオ、初出展の意義

2025年8月27日から29日までの3日間、インテックス大阪にて開催される「JAPAN BUILD OSAKA 建設DX展」に、東京都千代田区に本社を構える株式会社ヨコオが初めて出展します。今回の展示を通じて、ヨコオは建設業界の作業効率化や省人化を図る製品・サービスをアピールし、マーケット参入の可能性を模索していくことを目的としています。

出展の主な目的

自動車向け製品の製造で長年の実績を持つヨコオは、高性能かつ高品質な製品を誇ります。これまでは主に自動車業界に関連した製品を扱ってきましたが、建設業界への進出は新たな挑戦です。展示会では、新たな顧客の獲得と共に、業界における知名度の向上を狙っています。出展を通じて、未来のエコシステムを築くことを目指しています。

注目の展示物

第3世代遠隔鍵開閉システム

出展される中で特に注目すべき製品が、「第3世代遠隔鍵開閉システム」です。このシステムは、スマートフォンを利用してトラックや農機、建機のドアの施錠・解錠を遠隔で行える機能を備えています。幅広い鍵形状に対応可能で、24V車両にも利用できるのが大きな強みです。

この製品の小型軽量化により、スペースが限られた車両にも取り付けやすくなっています。また、オプションでNFCリーダーを追加すれば、ICカードによる認証も行えるようになり、柔軟な運用が可能です。これにより、社員証や会員証などさまざまなカードを使用した鍵開閉も実現可能です。

残量モニタリングシステム

もう一つの注目製品が、電波式センサーを使用した「残量モニタリングシステム」です。このシステムはトラックやバス、建機などディーゼル車両に不可欠なアドブルーの水位を遠隔で監視します。多くの企業がアドブルーを保管するクリンチャンや建屋に位置させているため、すぐに水位が確認できないという課題を解決することが期待されています。

このシステムを利用することで、設定した残量を下回ると自動でアラートメールが発信され、管理者に補充の手配を促すことができます。これにより、業務の効率化が実証されており、薬品や他の液体の監視にも応用できる見込みです。さらに、海外展開も視野に入れた製品です。

展示会への姿勢

第3世代遠隔鍵開閉システムと残量モニタリングシステムは、現在試験運用中で、技術者もブースにて対応します。運用を希望する事業者との出会いを通じて、両製品の量産化を目指す姿勢を示しています。この展示会は、ヨコオにとってただの出展にとどまらず、未来のビジョンを共有し、業界の全体的な成長を促す場となることでしょう。